外離島(そとぱなりじま)
こんにちは。石垣島ナビです。
本記事では、
「外離島ってどんな島?」
「外離島ってどこにあるの?」
「外離島の観光スポットは?」って質問にお答えします。
本記事を読むと、
POINT・外離島の特徴がわかる
・外離島の場所がわかる
・外離島の観光スポットがわかる
について、知ることができます。
西表島に5年以上住んでいる、元カヌーガイドが紹介する「ガイド目線の情報」です。
外離島を知って、さらに旅行を楽しんでください!
外離島(そとぱなりじま)
「外離島」は、西表島西部、白浜地区の西約3kmにある島です。
八重山諸島の一部に含まれています。
干潮時には、南にある内離島(うちぱなりじま)と干潟で繋がります。
2015年以降は、大型の台風襲来が少ないので、常時サンゴのかけら(バラス)で繋がっています。
別名「ほかぱなり」「ふかぱなり」「ぱねー」とも呼ばれる島。
15世紀ごろ八重山の英雄の一人と知られる『慶来慶田城用緒』が島の北東部に住んだとの記述が「慶来慶田城由来記(けらいけだぐすくゆらいき)」にあります。
1531年には外離島と内離島の間にオランダ船が漂着したことが記されており、慶来慶田城家がオランダ船から犬2匹をもらったとも記されています。
琉球王朝時代には「火番盛(遠見番)」が置かれ、祖納村の水田や畑も作られていました。
戦時中は船浮湾一帯が要塞(船浮臨時要塞)となり、外離島にも砲台が構築されています。
戦後は、一時期炭鉱が開かれていたこともありました。
現在は黒真珠養殖が盛んです。
外離島の詳細
【人口】1人
【世帯数】1世帯
【産業】不明
【面積】1.32km2
【周囲】5.3km
【標高】149m
【アクセス】定期航路なし、西表島からチャーター船で約15分(白浜・船浮)
【フェリー会社】なし
【所在地】沖縄県八重山郡竹富町
【行政】明治41年八重山郡八重山村→大正3年竹富村として分立→昭和21年米軍施政権下→昭和23年町政施行→昭和47年日本返還
外離島の場所
西表島の北西部の『白浜港』から眺めることができる島です。
近くの内離島と砂浜(2015年以降はバラス)で陸続きになっています。
外離島の海域は、サンゴが豊富で、海の中は綺麗な景色が広がっています。
ウミガメも多く生息する場所。
カヤックを1時間ぐらい漕ぐと、5匹以上のウミガメに遭遇することができます。
シュノーケリングをしていると、10m先をウミガメが優雅に泳いでいる姿もみれます。
外離島の観光スポット
外離島自体は、無人島なので、観光スポットはありません。
外離島周辺で観光するなら『外離島周辺の海』がベスト!
サンゴ礁の海域では、透明度も高く、綺麗な海の景色を眺めることができます。
サンゴ礁も青や紫に色づいており、神秘的な光景が広がっています。
外離島の長崎さん
外離島には、かつて長崎さんという人が住んでいました。
長崎さんと聞いても「誰?」って思うでしょうが、かなりの有名人です。
無人島に住んでる裸のおじさんとして、テレビにも取り上げられた人です。
そんな長崎さんですが、テレビ出演を機に、外離島から移住しています。
現在では、外離島には誰も住んでおらず、無人島となっています。
西表島では、
「資産家のお姉さんから毎月お小遣いをもらっているらしい」や、
「外離島の持ち主に追い出されてしまったらしい」などの噂を耳にします。
本当のことはわかりませんが、外離島を出た後は、西表島の木炭の浜で一時生活しているのを目撃したことがあります。
木炭の浜で昼寝をしていると、「こんにちは」とあいさつされ、食料の貝を拾いに行っていました。
突然、裸のおじさんに声をかけられたので、びっくりしましたが、気さくなおじさんでした。
冬の間は、寒いので、服を着ているそうです。
それじゃあ、楽しく旅してね。