【沖縄の梅雨】梅雨明けはいつ?時期は?梅雨旅行のおすすめは?
こんにちは。石垣島ナビです。
『沖縄の梅雨』って、いつか知ってますか?
実は、沖縄の梅雨は「本州の梅雨とは時期が違う」んです。
本記事では、
「沖縄の梅雨って、いつ?」
「沖縄の梅雨ってどんな感じ?」
「旅行で沖縄の梅雨は避けるべき?」って質問にお答えします。
本記事を読むと、
POINT・沖縄の梅雨入り、梅雨明けがわかる
・沖縄の梅雨の雰囲気がわかる
・梅雨の時期の沖縄旅行についてわかる
石垣島と西表島に5年以上住んでいる、現地ガイドが紹介する「石垣島の生の情報」です。
『沖縄の梅雨』を知って、沖縄旅行を楽しんじゃってください!
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目次
【沖縄の梅雨】梅雨明けはいつ?時期は?梅雨旅行のおすすめは?
『本州の梅雨』と言えば、6月。
紫陽花(あじさい)が咲いて、アマガエルが鳴き始める時期ですね。
それに対して、『沖縄の梅雨』は5月上旬から梅雨入りします。
沖縄の梅雨明けが6月中旬。
約1ヶ月ぐらい梅雨の期間が続きます。
沖縄に住んでいても、
「あれっ?梅雨入りした?」
「沖縄の梅雨明けっていつだっけ?」
って思ってしまうような天気。
本記事では、
・沖縄の梅雨
・沖縄の梅雨入り
・沖縄の梅雨明け
・沖縄の梅雨2019年の傾向
・沖縄の梅雨旅行
について、詳しく紹介していきます。
沖縄の旅行計画の参考にしてください!
【沖縄の梅雨】時期
沖縄の梅雨の時期は『5月上旬から6月中旬』が一般的です。
具体的な日にちにすると、
梅雨入りが「5月5日〜5月13日前後」
梅雨明けは「6月20日〜6月25日」が平均的
気象庁の沖縄の梅雨入り梅雨明けのデータをグラフにしてみると、
年によって変動はありますが、だいたい「5月30日」を中心に「前後20日間」が、沖縄の梅雨に当たります。
平均すると、梅雨の期間は「約43日」になります。
【沖縄の梅雨】降水量
引用元:気象庁|過去の気象データ検索
沖縄の梅雨、降水量の平均は「465.2mm」(2015年〜2019年)
少ない年は200mm、多い年で900mmほどの降水量があります。
【沖縄の梅雨】日照時間
引用元:気象庁|過去の気象データ検索
沖縄の梅雨、日照時間の平均は「3.8時間」(2015年〜2019年)
少ない年は2.9時間、多い年で5.2時間ほどの日照時間があります。
沖縄の梅雨入り
沖縄の梅雨入りは『5月上旬〜5月中旬』にかけてです。
早い年だと4月下旬、遅い年だと6月上旬に梅雨入りする年もあります。
2018年は梅雨入りが遅く、6月1日ごろの梅雨入りでした。
平年でいうと『5月9日』前後が、沖縄の梅雨入りになります。
沖縄の梅雨明け
沖縄の梅雨明けは『6月中旬〜6月下旬』にかけてです。
早い年だと6月上旬、遅い年だと7月上旬に梅雨明けする年もあります。
2019年は梅雨明けが遅く、7月10日ごろの梅雨明けでした。
例年でいうと『6月23日』前後が、沖縄の梅雨明けになります。
沖縄の梅雨2019年
沖縄の梅雨2019年は、例年より『長い梅雨』でした。
梅雨入りが「5月16日ごろ」、梅雨明けが「7月10日ごろ」。
梅雨の期間は「55日間」でした。
梅雨の期間を平均すると「約43日間」なので、10日間以上長い梅雨だったことがわかります。
【沖縄の梅雨入り】2019年
沖縄の梅雨入り2019年は「5月16日」でした。
沖縄の梅雨入り2018年が「6月1日」。
沖縄の梅雨入り2017年が「5月13日」。
沖縄の梅雨入り2016年が「5月16日」です。
沖縄の梅雨入り2018年が、明らかに遅いことがわかります。
2018年はイレギュラーな年ですが、それ以外は『5月13日〜16日』に梅雨入りしています。
平年の梅雨入りが「5月9日ごろ」。
2019年は、平年から約1週間遅れた梅雨入りでした。
沖縄の梅雨明け2019年
沖縄の梅雨入り2019年は「7月10日」でした。
沖縄の梅雨入り2018年が「6月23日」。
沖縄の梅雨入り2017年が「6月22日」。
沖縄の梅雨入り2016年が「6月16日」です。
沖縄の梅雨入り2019年が、明らかに遅いことがわかります。
平年の梅雨入りが「6月23日ごろ」。
2019年は、平年から約3週間ぐらい遅れた梅雨明けでした。
沖縄の梅雨
沖縄では『天候』を昔から、独自の方言で呼ぶことが多いです。
4月上旬に雨が大地を潤し、穀物の芽がでる時期を『うりずん』。
5月はじめの稲の穂がでる時期を『わかなつ』。
「わかなつ」の時期に2〜3日大雨が降ることを『くくあみ』。
「くくあみ」が梅雨の呼び水となって、本格的な『沖縄の梅雨』が始まります。
沖縄の梅雨期間
沖縄の梅雨の期間は、平均すると『約43日間』です。
1951年からの記録では、
最長が、1962年と1982年の「約60日間」。
最短が、1963年の「約11日間」でした。
【沖縄の梅雨入り】時期
沖縄では「5月のゴールデンウィーク付近」に、数日大雨が降ることがあります。
それを「穀雨あめ(くくあみ)」と呼び、梅雨を迎える合図として知られています。
「穀雨あめ」が降ってしばらくすると、沖縄の梅雨入り。
例年では、5月9日ごろに沖縄が梅雨入りします。
本州の梅雨入りが6月11日ごろなので、比べると「1ヶ月ぐらい早い」梅雨入りです。
【沖縄の梅雨明け】時期
沖縄の梅雨明けは「6月下旬」。
6月23日ごろになると、梅雨前線が北上し、南風が吹き始めます。
この南風を「夏至南風(カーチベー、カーチバイ)」と呼び、梅雨明けの合図になります。
「夏至南風(カーチバイ)」が吹くと、一気に夏!
セミが鳴き始め、気温も上昇してきます。
本州の梅雨明けは7月11日ごろなので、比べると「20日ほど早い」梅雨明けです。
沖縄の梅雨の呼び方
沖縄では、梅雨の時期を方言で『スーマンボースー』と呼びます。
『スーマンボースー』は、漢字で『小満芒種』と書きます。
「小満」や「芒種」とは、春分・秋分などの『二十四節気(にじゅうしせっき)』の一つです。
「立夏」と「夏至」の間にある節。
沖縄では、その節をつなげて『スーマンボースー』もしくは『スーマンボーシュー』という呼び方をします。
この時期に降る雨には、作物の開花・結実に深い関わりがあります。
昔から、『作物を実らせる雨』として伝えられてきた言葉です。
沖縄に梅雨戻りはある?
沖縄では、梅雨戻りは多くありませんが、梅雨戻りがある年もあります。
2019年には、沖縄本島で1日に50mm〜100mmの雨が降った日がありました。
100mmの雨は、台風が来た時と同じくらいの降水量です。
気象台によると、「梅雨の戻りでぐずついた天気が続く」とのこと。
那覇では、2019年7月5日(62.5mm)、7月6日(92.0mm)、7月7日(52.5mm)と梅雨戻りがありました。
沖縄の梅雨の時期の過ごし方
沖縄の梅雨の時期は、降水量が増え、日照時間が短いので、『湿度』が高くなります。
1日に100mm以上の雨が降る日もあるので、アウトドアは控えた方がいいです。
というのも、100mm以上の大雨が降ると、山からの水が増え、川が増水します。
特に水辺での危険性が高まるので、インドアで楽しむのがベスト。
沖縄の梅雨旅行
梅雨の時期は『インドアで楽しむのがベスト』とは言っても、
「旅行に行くのが梅雨に重なっちゃった…」って人も、いますよね?
「沖縄では、梅雨旅行は楽しめない」というわけではありません。
梅雨旅行でも楽しめる方法を紹介していきます。
沖縄の梅雨の時期の旅行
沖縄の梅雨の時期での旅行で気をつけたいのが『突然の雨』です。
沖縄では、スコールのように、短時間でバケツをひっくり返したような雨が降ります。
そんな雨で、ずぶ濡れにならないためにも「雨具」を持っておくと便利です。
風速は平均3〜5mですが、大雨(40mm以上)が降る日は、最大風速が15mほどになります。
雨雲が風に流されて、どんどん流れてくる感覚。
地上では風が強いので、傘ではなく「カッパ」の方がおすすめ!
「レインジャケット」や「スプリングコート」を持っていくのがベターです。
そして、旅行で行くスポットは、
インドアなら「体験教室」、「史跡」。
アウトドアなら「鍾乳洞」、「ビーチ」、「天文台」がおすすめ!
「体験教室」は、琉球グラス体験や、シーサー作り体験。
「史跡」は、首里城、斎場御嶽などの観光名所。
「鍾乳洞」は、地下なので雨の心配がいりません。
意外に「ビーチ」は、その日の風が当たらないところへ行くと、ビーチコーミングや景色も楽しめます。
「天文台」では、プラネタリウムのような設備で星空を疑似体験できたり。
雨の日でも楽しめる場所が多いのが沖縄の梅雨旅行です。
雨の日の過ごし方は、こちらの記事でさらに詳しく紹介しています。
参考にしてみてください。
関連記事>>>石垣島の雨観光!雨過ごし方は?雨の日におすすめの観光スポット
梅雨の時期に限っては、ビーチでは泳ぐのはやめておいた方がいいです。
増水していると、海の流れも速くなる場所もあるので、安全に注意して楽しんでください。
梅雨の時期に海を楽しむなら『箱メガネ』をレンタルするのがおすすめです。
沖縄の海は、ビーチから歩いて30秒の距離にサンゴ礁がある場所もあります。
ひざ下まで水に浸かりますが、海の中で立ってるので安全に海を楽しむことができますよ!
泳ぎたいときは、外洋の安全な海域までボートで連れて行ってくれる『シュノーケリングツアー』がおすすめです。
ツアー会社に所属するプロのガイドが案内してくれるので、安心。
特に雨の日は、雷が落ちる危険性もあるので、できるかどうかの判断はプロに任せましょう!
石垣島の梅雨
石垣島の梅雨は、湿度が80%ぐらいまで上昇しますが、雨の量は比較的少ないのが特徴です。
ただ、日照時間は短くなるので、曇りがちな日が多いです。
石垣島の梅雨入り
石垣島の梅雨入りは、『沖縄の梅雨入り』と同じです。
沖縄全域で、梅雨入り梅雨明けが決まっています。
石垣島の梅雨明け
石垣島の梅雨明けは、『沖縄の梅雨明け』と同じです。
沖縄全域で、梅雨入り梅雨明けが決まっています。
【石垣島の梅雨】降水量
引用元:気象庁|過去の気象データ検索
石垣島の梅雨は、沖縄本島に比べると降水量が少ないのが特徴です。
石垣島は毎年、平均して梅雨の期間は「200mm前後」の降水量で安定しています。
時々、まとまって40mm以上の大雨が降る日がありますが、雨の降る日は1ヶ月で14日前後。
月の半分は『雨』で、月の半分は『くもり』な天気。
【石垣島の梅雨】日照時間
引用元:気象庁|過去の気象データ検索
ただ、曇りがちな日が多いので、日照時間は平均すると『6時間前後』。
日照時間が短いので、湿度も高くジメジメした気候です。
それでも、那覇と比べると、日照時間が長いです。
なので、梅雨旅行は沖縄本島よりも『石垣島』の方が景色を楽しめます。
時折、嘘のように晴れることもあるので、天気次第では、景色を楽しむこともできます。
石垣島で雨過ごし方
石垣島で雨過ごし方のおすすめは「鍾乳洞巡り」です。
石垣島には「石垣島鍾乳洞」「サビチ鍾乳洞」など、複数の鍾乳洞があります。
石垣島でレンタカーを借りての鍾乳洞巡り。
途中、晴れ間には、展望台や灯台での景色を楽しんだり。
休憩に「八重山そば」のお店を巡ったり。
そんな楽しみ方もできます。
詳しくは、こちらの記事で紹介しているので、興味がある人は読んでみてください。
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それじゃあ、楽しく旅してね。
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