西表島のアクティビティツアーへ行く時に「おすすめの靴」
こんにちは、石垣島ナビです。
西表島には、自然体験ツアー、カヌーツアー、トレッキングツアーなどのアクティビティツアーがたくさんあります。そんなツアーに参加する時におすすめの靴を紹介します。
目次
西表島のアクティビティツアーへ行く時に「おすすめの靴」
結論からいうと、ポイントは2つ「水はけがいい」「グリップ力がある」この2点をクリアしていれば問題ないです。
以前、西表島でカヌーツアーガイドをしていた時に、お客さんによく受けた質問です。自然体験が初めての人が多く、みんな不安だと思います。そんな不安を取り除く情報になれば嬉しいです。
まずは、西表島がどんな島なのかを知ってください。特徴がわかれば、用意しなくてはいけないものも自ずとわかってきます。
西表島の特徴
西表島は、本州と違い「亜熱帯の気候」の島です。湿度は常に80%ほどあり、年間の平均でも70%はあります。ジメジメした島なんです。湿度が高いので、雨が降ることも多い。
夏の晴れた日でも「昼、夕方」の決まった時間帯になると、バケツをひっくり返したようなスコールが降ることが多いです。
なので、水に濡れてもいい格好で行くことが重要。後、水に濡れてしまってもいいように「着替え」を用意していくこともお忘れなく!
西表島は「水辺」が多い
雨の多い島なので、西表島は山道にも、川が流れていることが多いです。山に降った雨が川になり海に流れていく。西表島の人気スポット「ピナイサーラの滝」周辺も川が多く、足元がぬかるんでいる湿地を歩くことが多いです。西表島の秘境と言われている「ナーラの滝」へ行く道では、川を2回以上横断しないとただおりつくことができない場所です。
水辺では、避けて歩きたいんですが、下手に避けると滑って怪我をする場合があります。
そんな時は、あらかじめ濡れてもいい「ウォーターシューズ系」の靴を履いていった方がいい。地盤は硬く、表面がザラザラした「砂岩」が露出していますが、苔が生えた場所が多いので「グリップ力のある靴底」だとなおさら良いです。
西表島では「登山靴はやめて!」
本州でアウトドアを楽しんでいるような人だと、山登りは「登山靴」ってイメージだと思います。好日山荘などのアウトドアショップに行っても「登山靴」を間違いなく勧められるでしょう。そのチョイス、本州の自然環境では間違いないチョイスです。
ですが、西表島の自然環境には適さないので、注意してください。
以前、案内させてもらったお客さんのなかに、「山登りに登山靴を履かないなんで、馬鹿げている、おたく本当にプロか?」とおっしゃって、登山靴でいらっしゃった方がいました。出発前にも「西表島は水辺が多いので、靴底が柔らかい方がいいですよ」と説明したんですが、自分の説明力不足で、登山靴での参加となってしました。
案の定、滑ったり、転んだりしてしまう。その時は、予備の靴をバッグに仕込んでいたので「これ使ってみませんか?」って、途中で提案。靴を履き替えたお客さんも「歩きやすい」と喜んでくれたので、めでたしめでたしでした。
西表島トレッキングでおすすめの靴
予備の靴を用意して案内してくれるようなガイドに当たればいいんですが、大抵は、「自己責任」と言われるお店が多いです。なので、自分で、ちゃんとチョイスして持っていくことが大事。
下の写真を見てください。
靴の上の部分は写真のように「メッシュ素材」になっているものがいいです。
メッシュになっていることによって水たまりや川に足を入れてもジャバーって水が抜けてくれるので、かなり快適に過ごすことができます。靴を履く時は靴下を履いてから履くと思うんですが、西表島での自然体験、アドベンチャーツアーでは、間違いなく濡れてしまいます。
靴下は濡れると重くなったり、冷えたりするので、できるだけ履かない方がいい。
皮膚が柔らかく、どうしても靴づれしてしまう人だけ、薄手の靴下を履いて行動しましょう。靴下の素材もできるなら、ナイロン系の乾きのよい靴下をおすすめします。
あとは、写真の靴底にも注目!
靴底は「ゴム」もしくは「フェルト」の素材を使ったものがおすすめです。アウトドアショップや釣具屋さんに行くと「渓流ブーツ」「鮎たび」という名前で、靴底に「フェルト」が貼られた靴が売っています。
このフェルト、アスファルトの上では役に立たないんですが、苔の生えた岩の上、水辺、水の中で滑るのを防いでくれる役割があります。滑りやすい場所へ行く時は「フェルト底がベスト」って覚えておいてください。
「靴底だけでそんなに変わるの?」って思うかもしれませんが、「靴選びが<靴底>が全て」と言ってもいいほど靴底は大事です。特に西表島のような過酷な環境に行く時は、靴底選びを慎重に行ってください。
とは言っても、「フェルト底の靴なんて、持ってないよ…」って人がほとんどだと思います。そんな時は「ゴム底」の靴でも大丈夫!
ゴム底の靴の中でも、ゴムが柔らかく、筋がたくさん入っているものがおすすめです。「ゴム底を選ぶポイント」は「一番大事なのが<柔らかさ>」、「次に<筋の多さ>」です。
柔らかいゴムは、変形しやすく、グリップ力が強くなります。だから一番大事!次に大事なポイントの「筋の多さ」は、ゴムに筋が多く入っていれば、入っているほど、靴底の曲がる範囲が大きくなるからです。
出っ張った岩に乗っても靴底がクニャッと曲がってくれると、力が分散され、滑りにくくなります。靴底が曲がらないような「登山靴」などを履いていってしまうと、力が一点に集中してしまい、滑りやすくなる。
登山靴は、下がゴツゴツとした岩場では最強のシューズですが、水辺が多い西表島では一番滑りやすい最低なシューズです。行く環境によって、最高が最低になっちゃうこともあります。そういう理由で「登山靴はやめて!」ってことなんです。
西表島では「靴底の厚さ」も大事
西表島では、靴底が曲がりやすいものがいい。
湿度が高い環境なので、水辺の岩には「苔」「藻」が生えておりツルッツルで滑りやすいです。ゴム底で曲がりやすいものがいいっていうのは、そういう理由。
ただ、曲がるってことは、足裏にかかる負担も増えるってことを忘れないでください!
なので、靴底の厚さも大事になってきます。靴底にクッションが入っている厚めなものを選ぶことが大事。靴底が薄すぎるとトレッキングの最中に足裏が痛くなってきます。
自分も、一度、ダイビングに使うブーツでトレッキングしてみたんですが、「滑る」「足の裏が痛い」の二重苦でした。靴底が薄い靴はおすすめできないのはそういう理由。
5,000円〜1万円ぐらいで買える
今までの条件を満たした靴を探してみると、だいたい5千円〜1万円以内で買うことができます。フェルトブーツでも1万円あれば買えます。
西表島のショップでは「靴のレンタル」をしているお店も多いです。ツアー代金に含まれているか、有料(1,000円前後)で借りることができる。
アウトドア用の靴を持っていない人は、レンタルすることをおすすめします。
ただ、自分の靴を持っていれば『ツアーに参加する以外の日』でも、自分でちょっとした自然に入ることができるのでアウトドア用の靴を1足持っていくことがおすすめです。
観光する時の服装
どんな靴を選んだらいいかがわかりましたか?
石垣島や西表島を観光する時は、服装選びも大事なポイントになります。
時期・シチュエーションに合わせた服装だと、旅行中、快適に過ごせます。
具体的に、どんな服装を選んだらいいかは、こちらの記事を読んでみてください。
それじゃ、楽しく旅してね!
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