ヤギ料理専門店って、どんなとこ?【怪しくないです】
こんにちは。石垣島ナビです。
石垣島には、ヤギ専門店があります。ヤギ料理初心者の人には、「レトルトのヤギ汁」を最初に食べてみることをおすすめします。レトルトのヤギ汁が食べれた人は、次のステップへ進んでみましょう!
今回は石垣島のヤギ料理専門店について紹介します。
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目次
ヤギ料理専門店って、どんなとこ?【怪しくないです】
『ヤギ料理』って聞くと、臭い、まずいなどの印象が大きいと思います。
ですが、沖縄ではヤギは滋養食として食べられてきた歴史があります。
結論からいうと、『ヤギ専門店で食べると美味しい』です。
一見、入りずらそうな印象ですが、一度入って食べてみると、思ってた以上に美味しい!
そんな経験を、ぜひ旅先でしてください!
本記事では、ヤギ専門店に初めて入ってみたときの感想を交えて、お店の様子を詳しく紹介しています。
擬似体験をしてみませんか?
ヤギ専門店は敷居が高い!?
ヤギ食というと、今では珍しいことのように聞こえますが、実はヤギは庶民の味として身近にあった動物でした。
沖縄本島では中国から伝来した「豚」を食べる習慣があったんですが、「豚」は高級品。日常のお肉として食べれるようになったのは、最近のことでした。
豚肉を食べれなかった沖縄の庶民は、雑草を食べていれば生きられる「ヤギ」をタンパク源として飼っていた歴史があります。
雑草を食べてくれるので、草刈り要員がわりだったり、フンを肥料にしたりして、利用できる家畜なので、一石二鳥な動物。
飼育に手間がかからず、食べることもできる。昔は1家に1頭程度飼われていたぐらい身近な食材だったんです。
人々の生活様式が変わってきたので、ヤギを飼う習慣はだんだんと薄れてきましたが、ヤギ食文化は今でも引き継がれています。
タンパク源としてのヤギ食もあるんですが、薬膳料理としても効果が高いと言われているのがヤギ料理です。
喘息や冷え性などの改善に食べられたヤギ料理。現在でも専門店で食べることができる料理です。
ヤギ料理専門店のヤギ汁を食べる
沖縄には、ヤギ料理専門店がたくさんあります。もちろん石垣島にもあります。
食べられるメニューは、「ヤギ刺し」「ヤギそば」などもありますが、やはり「ヤギ汁」が王道です。
ヤギ専門店といっても、メニューはヤギ料理以外にもたくさん揃ってます。例えば「牛汁」だったり「牛丼」だったり、シンプルな「八重山そば」だったり。
それでも、ヤギ専門店ではだいたい7〜8割のお客さんが「ヤギ汁」を注文するぐらい人気です。
みんな「ヤギ汁」を食べるために「ヤギ専門店」に行きます。
入るのに必要なのは「勇気」だけ
初めてだと、やっぱり「ヤギ専門店は非常に敷居が高い!」って思っちゃいます。
ヤギ専門店っていう閉鎖的な空間。入ったことがないので、中で何がどうなっているのか想像もつかない。悪い想像だけが膨らんできます。
「もしかしたら、専門店だから調理場でヤギをシメているんじゃないか!?」なんてあらぬ想像もしてしまうほど、不安。入るのに、とんでもない勇気が必要になってくるのが現実です。
初見の人なんてもってのほか。「入ってみたいけど、不安で入れない」なんて方も多いと思います。
興味はあるけど、行動にまで移せない。自分も実は、そんな中のひとりでした。沖縄の街中では、よく「冷やし中華はじめました」的なノリで「ヤギ汁あります」的な看板を見ます。バスに乗っている時に目にしたり、歩いていて目撃したり。
リサーチするのですが、なかなか「食べに行こう!」とまではいかず、結局行かないでしまっていたり。
まあ、それもそのはず。。朝起きて「今日は天気もいいし、ヤギ食いにいくか!」なんてことにはなかなかならない。
ナカナカナラナイ。
ヤギ専門店は個性がスゴいから入りにくい
ヤギ専門店に入りにくい理由は、ヤギ専門店のパンチがスゴいことが一つの理由です。
石垣島の街中で有名なのが、トニーそばの看板で有名な「栄福食堂」。
お店の見た目のパンチ力が、マックス!もう、これ以上ないってほどの個性。個性で溢れかえっています。溢れかえってるに留まらず、お店から溢れ出しまくっているほどの個性。
「やばいな…」って思っちゃうんです。
「大丈夫かな、コレ…」って思った、あなた。大丈夫です。知らない人なら誰でもドキドキしてしまう。それがヤギ専門店の破壊力なんです。
栄福食堂は、石垣島の商店街「ユーグレナモール」から歩いて5分。非常にアクセスしやすいお店ですが、敷居の高さマックス。いつも前の道路を通るのですが、お客さんが入っていないことが多く、「あれっ?ココ大丈夫かな?」なんて疑ってしまうようなお店。
「やったー!貸切だぁ!」とはなかなか気持ち的にならない。小心者な自分は「一人でポツーンと未知の料理が運ばれてくるのを待つなんてしたくない。最低でも5人ぐらいはいてくれないと困る」と思っちゃいます。
インターネットのレビューを見てたりすると、店主のトニーさんのキャラクターが全開で面白い。とか、普通の「そば(300円)」を頼もうとしたら、トニーさんの善意?でヤギそばに変えさせられ、ちゃんとヤギそば代を払って帰るなんて珍事件もあるそうです。石垣島のヤギ料理が食べれるお店で一番、個性が爆発しているお店です。
入りやすいヤギ料理専門店
栄福食堂は初心者には入りにくいお店なので、「どこかに初心者でも入りやすいお店ないかな?」と探して見つけたのが「ヤギ専門店の一休」さんです。
お昼時には工事現場で働いているガテン系の人が元気をつけるため、駐車場が車でいっぱいになってしまうぐらいの繁盛店です。
ヤギ汁を注文する人が多いお店ですが、ライトな「ヤギそば」も食べれるヤギ専門店。
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実際に入ってみよう!
ヤギ専門店「一休」のお店の外観は、離島によくある普通の食堂風。
沖縄は台風がくるので、本当に街の中心部に行かない限り、ガラス張りのお店は少ないです。
コンクリートの外観なので、中の様子は入り口を開けるまで店の雰囲気がわからない店が多い。
でも、駐車場は車で満杯。間違いなく、たくさんの人が入っているんでしょう。
外観からだけでは、中の様子がわかりませんが、ここは覚悟を決めて入ってみることにします!
玄関を開けると、ムワッとした蒸気が襲ってきます。
お店の人が自分に気づいてくれ「何名?」って声をかけてくれます。一人で行ったので「1名」というと、座敷に案内してくれました。
「一人なのに、こんな広いテーブル使っていいのかな?」って思えるぐらい広いテーブル。「何にします?」と渡されたメニューには一番上に「ヤギ汁」の文字が。
「本当はヤギ汁食べたいんだけどなぁ」なんて心の中で思いながらも、注文したのは「ヤギそば」。正直、チキりました。ビビって注文できなかったです。
あたかも最初から「ヤギそば」食べにきましたよって雰囲気で注文。「本当はヤギ汁食べたかったんだけどなぁ」って思いながらも、注文したヤギそばが出てくるのを待ちます。
まわりのお客さんを見ているとやっぱり、ヤギ汁を食べている人がほとんど。
ドンブリいっぱいに並々と注がれたヤギ汁にご飯をつけて食べています。石垣島のヤギ専門店では「ヤギ汁にご飯」ってのがスタンダードです。
ヤギ汁だけ食べる人なんて滅多にいないです。ヤギ汁だけ注文しようとすると「えっ?ご飯は?」なんてお店の人に再三聞かれたりするぐらい。ほぼ9割9分の人がライス付きのヤギ汁を注文しています。
自分がヤギそばを頼んだ一番の理由は「お肉の量」です。ヤギそばだと下に「そば」が入るので、ヤギのお肉が少ない。
意気込んでヤギ汁頼んだはいいが、お肉が口に合わず、食べきれなかった。なんてことになると、せっかく調理してくれたお店の人に失礼なので、まずは様子見で「ヤギそば」。
「試してみて美味しかったらまた来よう。そして今度こそはヤギ汁注文しよう」と心に誓います。
そんなことを思っていたら出てきたヤギそば。香りはやっぱりヤギですが、気になるほどではありません。そばやネギと一緒に食べると匂いもあんまり気にならない。お肉も甘みがあり、トロトロに煮込まれています。
あとで知ったことなんですが、ヤギは「脂身」が臭うそうです。なので、専門店では脂身をしっかりとる。そこに手間をかけることによって匂いを少なくすることができるんです。
一休で食べたヤギそばのお肉は脂身がほとんど付いておらず、しっかりと下処理されているってのがよくわかります。だから臭みはほとんどない。
また、一休さんのヤギそばはヤギのお肉以外にも、内臓も入っているヤギそばです。
内臓が入ると、食感が違ったり、かみごたえが違ったりで、全然飽きない!
「無限に食べれるんじゃないか?」と思っちゃうほどペロッと食べてしましました。
これならもっと食べたい。「今度来るときは、絶対ヤギ汁頼もうっと!」と決めてお店を後にしました。
「お店の様子」や「ヤギそば」についてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事も一緒に読んでみてください。
関連記事>>>ヤギ汁、ヤギそばを食べれるお店【一休】石垣島のヤギ専門店「一休」
まとめ
レトルトのヤギ汁を食べれたら、ヤギ料理専門店へ、ぜひ、行ってみてください!
本州では、ほとんど食べることはできない「ヤギ料理」。沖縄へ行ったときぐらいしか食べる機会はありませんよ!
関連記事>>>【八重山そば】石垣島でヤギそばが食べれるおすすめのお店2件
ちょっと怪しい外観のお店が多いヤギ専門店ですが、勇気を振り絞って入ってみると、意外に普通の食堂。
出てくるヤギもしっかりと、下処理されているので、安心して食べることができますよ。石垣島へ行くときは、比較的入りやすい「一休」で、ヤギ本来の味を堪能してみてください!
関連記事>>>石垣島で食べれるヤギ料理
それじゃあ、楽しく旅してね!
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