【沖縄】動物
沖縄の動物をまとめた記事です。
目次
- 1 沖縄の動物
- 2 特別天然記念物
- 3 天然記念物
- 4 【種類別】沖縄の動物
- 4.1 哺乳類
- 4.2 鳥類
- 4.2.1 エリグロアジサシ
- 4.2.2 セグロアジサシ
- 4.2.3 クロアジサシ
- 4.2.4 リュウキュウヨシゴイ
- 4.2.5 ズグロミゾゴイ
- 4.2.6 ゴイサギ
- 4.2.7 ササゴイ
- 4.2.8 アカガシラサギ
- 4.2.9 アマサギ
- 4.2.10 アオサギ
- 4.2.11 コサギ
- 4.2.12 チュウサギ
- 4.2.13 ダイサギ
- 4.2.14 クロサギ
- 4.2.15 ムラサキサギ
- 4.2.16 クロツラヘラサギ
- 4.2.17 シロチドリ
- 4.2.18 タゲリ
- 4.2.19 アオアシシギ
- 4.2.20 ダイシャクシギ
- 4.2.21 チュウシャクシギ
- 4.2.22 セイタカシギ
- 4.2.23 サシバ
- 4.2.24 ミサゴ
- 4.2.25 カンムリワシ
- 4.2.26 アカハラダカ
- 4.2.27 チョウゲンボウ
- 4.2.28 シロハラクイナ
- 4.2.29 リュウキュウキンバト
- 4.2.30 チュウダイズアカアオバト
- 4.2.31 コノハズク
- 4.2.32 アオバズク
- 4.2.33 リュウキュウアカショウビン
- 4.2.34 カワセミ
- 4.2.35 ヤツガシラ
- 4.2.36 キセキレイ
- 4.2.37 イシガキヒヨドリ
- 4.2.38 イソヒヨドリ
- 4.2.39 リュウキュウメジロ
- 4.2.40 オサハシブトガラス
- 4.3 爬虫類
- 4.4 両生類
- 4.5 甲殻類
- 4.5.1 コモンガニ
- 4.5.2 ミナミコメツキガニ
- 4.5.3 アカテノコギリガザミ
- 4.5.4 ミナミベニツケガニ
- 4.5.5 ヒルギハシリイワガニ
- 4.5.6 モクズガニ
- 4.5.7 クロベンケイガニ
- 4.5.8 ベンケイガニ
- 4.5.9 オオベンケイガニ
- 4.5.10 ハマガニ
- 4.5.11 ヒメシオマネキ
- 4.5.12 ルリマダラシオマネキ
- 4.5.13 ベニシオマネキ
- 4.5.14 オキナワハクセンシオマネキ
- 4.5.15 コメツキガニ
- 4.5.16 ツノメチゴガニ
- 4.5.17 フタハオサガニ
- 4.5.18 ツノメガニ
- 4.5.19 ミナミスナガニ
- 4.5.20 オカガニ
- 4.5.21 ミナミオカガニ
- 4.5.22 オカヤドカリ
- 4.5.23 ムラサキオカヤドカリ
- 4.5.24 ヤシガニ
- 4.5.25 オキナワアナジャコ
- 4.5.26 テナガエビ
- 4.6 昆虫類
- 4.6.1 アオスジアゲハ
- 4.6.2 ジャコウアゲハ
- 4.6.3 ベニモンアゲハ
- 4.6.4 シロオビアゲハ
- 4.6.5 カラスアゲハ
- 4.6.6 ミカドアゲハ
- 4.6.7 タイワンキチョウ
- 4.6.8 ナミエシロチョウ
- 4.6.9 タイワンシロチョウ
- 4.6.10 ムラサキツバメ
- 4.6.11 イシカワシジミ
- 4.6.12 リュウキュウウラボシシジミ
- 4.6.13 オオゴマダラ
- 4.6.14 リュウキュウアサギマダラ
- 4.6.15 マルバネルリマダラ
- 4.6.16 ツマムラサキマダラ
- 4.6.17 スジグロカバマダラ
- 4.6.18 ツマグロヒョウモン
- 4.6.19 リュウキュウミスジ
- 4.6.20 ヤエヤマムラサキ
- 4.6.21 イシガケチョウ
- 4.6.22 コノハチョウ
- 4.6.23 ヨナグニサン
- 4.6.24 キオビエダシャク
- 4.6.25 サツマニシキ
- 4.6.26 イヌビワオオハマキモドキ
- 4.6.27 ハンミョウ
- 4.6.28 ヤエヤママルバネクワガタ
- 4.6.29 チャイロマルバネクワガタ
- 4.6.30 ヤエヤマノコギリクワガタ
- 4.6.31 サキシマヒラタクワガタ
- 4.6.32 ヤエヤマネブトクワガタ
- 4.6.33 オキナワコフキコガネ
- 4.6.34 タイワンカブトムシ
- 4.6.35 ヤエヤママドボタル
- 4.6.36 ヤエヤマヒメボタル
- 4.6.37 イリオモテボタル
- 4.6.38 クロカタゾウムシ
- 4.6.39 ナナホシキンカメムシ
- 4.6.40 ヤエヤマニイニイ
- 4.6.41 ツマグロゼミ
- 4.6.42 クマゼミ
- 4.6.43 イシガキヒグラシ
- 4.6.44 イワサキクサゼミ
- 4.6.45 アマミナナフシ
- 4.6.46 ハラビロカマキリ
- 4.6.47 タカサゴシロアリ
- 4.6.48 イリオモテバッタ
- 4.6.49 コナカハグロトンボ
- 4.6.50 クロイワカワトンボ
- 4.6.51 アカスジベッコウトンボ
- 4.7 クモ類
- 4.8 多足類
- 4.9 貝類
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沖縄の動物
「沖縄の動物には、どんなものがいるのか?」
「沖縄で動物を見つけたけど、あれなんだったんだろう?」
って、思った時に読んでほしい記事です。
沖縄の動物図鑑のように使ってみてください!
沖縄の動物について種類別に詳しく紹介しています。
まず、沖縄の動物には、
・特別天然記念物
・天然記念物
・その他の動物
という区別をつけることができます。
文化財保護法で守られているのが「特別天然記念物」「天然記念物」です。
日本国内でも希少な生き物が指定されることが多い区別です。
かなりレアな生き物も含まれているので、出会えたらラッキーな動物たちでもあります。
また、種類別に見ると、沖縄の動物は、
・哺乳類
・鳥類
・爬虫類
・両生類
・甲殻類
・昆虫類
・クモ類
・多足類
・貝類
に区別することができます。
それぞれの動物について、詳しく見ていきましょう!
特別天然記念物
天然記念物の頭に「特別」がつく天然記念物です。
天然記念物の中でも特別に選ばれた動物、植物。
日本の特別天然記念物は、動物で21種、植物で30種の合計51種しかいません。
沖縄には、そのうちの3種(動物)が生息しています。
イリオモテヤマネコ
西表島にのみ生息する野生のヤマネコです。
肉食の動物で、滅多に見ることができない動物。
島に住んでいても年2回見れれば多いほうです。
道路に出てきて轢かれてしまうヤマネコも増えています。
関連記事>>>イリオモテヤマネコ徹底解説!特徴・生態・生息数
カンムリワシ
石垣島、西表島、与那国島に生息する鳥です。
怒ると頭の上の羽をカンムリのように逆だてることから名前がついた鳥。
幼鳥は全身の羽が白っぽいのが特徴です。
ピピピーピーという鳴き声で、上空で旋回していることが多いです。
コウノトリ
冬の渡り鳥として渡ってくる鳥です。
石垣島周辺では、マングローブ林に渡ってきて、魚などを食べます。
ほとんど見ることはできない鳥です。
たまに、迷鳥として渡ってくることもあります。
天然記念物
天然記念物には、「国指定」、「県指定」、「市指定」の3種類があります。
セマルハコガメ
国指定の天然記念物です。
西表島と石垣島にのみ生息するカメです。
海岸沿いの林や、山中で目撃することが多いです。
甲羅に蓋がついており、完全に蓋をすることができます。
関連記事>>>セマルハコガメ
キシノウエトカゲ
国指定の天然記念物です。
日本最大のトカゲで、山中、林道で見ることが多いトカゲです。
体の長さは40cmほどもあるトカゲ。
歩くときに「ガサガサガサッ!」と大きな音を立てます。
リュウキュウキンバト
国指定の天然記念物です。
見た目のインパクトが大きいハトです。
翼は緑、頭は青白く、クチバシは赤い。
普通のハトと、簡単に見分けがつく姿です。
オカヤドカリ
国指定の天然記念物です。
沖縄の砂浜に生息しているヤドカリ。
砂の上を歩いていたり、岩陰に隠れていたり。
小さいヤドカリで1cm、大きいヤドカリは10cmほどにもなります。
ジュゴン
国指定の天然記念物です。
沖縄本島に生息している動物。
かつては、石垣島、西表島にも生息していたという記録が残っています。
石垣島では、星野集落に人魚伝説として、西表島では白浜の昔話に出てくる動物です。
コノハチョウ
県指定の天然記念物です。
背中側は鮮やかな青色をしていますが、羽を畳んだ裏側は茶色。
枯葉のような模様をしているので、ジッと動かないと景色と見分けがつきません。
擬態(ぎたい)が上手な蝶です。
ヨナグニサン
県指定の天然記念物です。
日本最大の蛾として有名な動物です。
与那国島に生息しており、体長は13cmにもなります。
石垣島や西表島にも飛来してきます。
イシガキニイニイ
市指定の天然記念物です。
石垣島の中でも、米原ヤエヤマヤシ群落の周辺にしか生息していないセミです。
イシガキニイニイの鳴き声はチー、ジー、チュィーと二音階〜三音階で鳴きます。
【種類別】沖縄の動物
沖縄の動物の特徴は、
・爬虫類の種類が多い
・昆虫類の種類が多い
昆虫類は、いまだに新種が見つかるほどの種類がいます。
本気で探せば、まだまだ新種を発見することができるかもしれませんよ!
逆に、
・哺乳類が少ない
・両生類は8種のみ
大型の哺乳類はほとんど生息していません。
両生類も外来種を除けば、8種類のみの生息です。
それぞれの動物について、詳しく見てみましょう!
哺乳類
沖縄には哺乳類が少ないです。
特に大型の哺乳類はほとんど生息していません。
大きく分けると4種のみ、
・ヤマネコ
・イノシシ
・コウモリ
・ネズミ
ヤマネコは西表島の固有種なので、西表島でしか見れません。
イリオモテヤマネコ
リュウキュウイノシシ
沖縄本島、石垣島、西表島に生息する野生のイノシシです。
本州のイノシシと比べて小柄なのが特徴。
どんぐりを主食にしています。
イノシシ料理で食べると、臭みも少なく、脂は甘めです。
カグラコウモリ
八重山諸島の固有種のコウモリです。
熱帯地方に種類が多いコウモリですが、日本では1種のみ。
沖縄はカグラコウモリが生育できる北限です。
リュウキュウユビナガコウモリ
洞窟などに生息するコウモリで、指(前腕)が長いのが特徴です。
日没後に活動し、蛾やカゲロウなどの昆虫を食べます。
ヤエヤマオオコウモリ
翼を広げると30cmほどにもなる、大きなコウモリです。
草食のコウモリで、イヌビワやアコウの実を食べています。
街中にも出没するコウモリ。
夕方歩いていると、「バサバサバサッ!」と、大きな音を立てて飛び立ちます。
鳥類
鳥類には、「渡り鳥」「留鳥」「迷鳥」などがいます。
エリグロアジサシ
夏の渡り鳥で、カモメの仲間です。
鳴き声は「クィー、クィー」「キー、キー」と高い声で鳴きます。
海岸沿いの岩の上に巣を作って子育てをしています。
セグロアジサシ
夏の渡り鳥で、小笠原方面にも広く分布する鳥です。
沖縄では、西表島近くの無人島「仲ノ神島」に多く集まる鳥として知られています。
クロアジサシ
全体が灰褐色なアジサシです。
西表島近くの無人島「仲ノ神島」で営巣したり、子育てをします。
リュウキュウヨシゴイ
サギの仲間で、水田、湿地でよく見かける鳥です。
小魚やカエルを食べて生活しています。
沖縄では留鳥です。
ズグロミゾゴイ
名前の通り、頭頂部が黒い鳥です。
大きさは40cmほどで、民家の近くにも訪れる鳥です。
サギの仲間で留鳥。
ゴイサギ
冬によく見かける留鳥です。
水田や、川の上流の浅瀬で魚を取って食べています。
普段は首を引っ込めてますが、意外に首が長い鳥。
サギの仲間です。
ササゴイ
サギの仲間の冬鳥です。
水田やマングローブで見かける鳥で小魚やカエルなどを食べています。
羽に青っぽい光沢がある鳥です。
アカガシラサギ
カツオドリに似ている顔をしている鳥です。
水田や沼地で見られる鳥。
夏羽が頭から首にかけて赤褐色になります。
羽の先、お腹が白い鳥です。
アマサギ
冬鳥で、牧場でよく見かける鳥です。
牛と一緒にいることが多く、体は白色、頭が黄土色の鳥。
コサギ、チュウサギと似ていますが、頭頂部の羽の色で見分けれます。
アオサギ
日本最大級のサギです。
大きいサギで、よく河口付近の浅瀬で魚を獲っています。
羽の色が灰色〜薄青色をしているサギです。
コサギ
小さいサギで、コサギ。
水田や川の上流でよく見かけるサギです。
嘴が黒くて長い、体は白色の鳥です。
足も黒いんですが、足先だけ黄色い鳥。
黄色い靴下を履いているように見えます。
チュウサギ
コサギより大きいサギで、ダイサギより小さいのが特徴。
水田や湿地で魚、カエル、昆虫などを食べています。
見分けるポイントは、嘴が短いこと。
冬になると、100羽ほどの群れで行動しているのを見かけます。
ダイサギ
大きいサギでダイサギ。
コサギ、チュウサギより大きいです。
見た目にインパクトがある大きさ。
体の色は白いのが特徴です。
クロサギ
体が黒いサギなのでクロサギ。
海岸沿いでよく見かける鳥です。
浅瀬で魚を獲って食べています。
体は小柄で、目と足が黄色いのが特徴。
ムラサキサギ
全身が紫色〜青紫色をした、大きいサギです。
川の上流、木に囲まれた細い川、水田で見かける鳥です。
鳴き声が「ギャー、ギャー」と、けたたましく鳴きます。
クロツラヘラサギ
世界に2,000羽前後しかいないと言われているサギです。
絶滅危惧種のサギで、渡り鳥として西表島に飛来してきます。
マングローブの干潟で見かけることが多いです。
「しゃもじ」のような大きい嘴で地面を掘り起こし、カニや小魚を食べています。
シロチドリ
留鳥で、川岸でよく見かける留鳥です。
沖縄県内で繁殖する唯一のチドリ。
足が黒く、首の黒い模様が前で切れているのが特徴です。
タゲリ
水田や川岸で見る冬鳥です。
昆虫やミミズなどを食べています。
頭にある長い冠状の羽が特徴的です。
警戒した時に「ミャー」という鳴き声を出します。
アオアシシギ
川の上流、川岸にいることが多い鳥です。
シギの仲間で、旅鳥です。
春と秋に飛来する鳥で、水辺で昆虫、小魚などを食べています。
ダイシャクシギ
シギの仲間で冬の旅鳥です。
特徴は、長く先が曲がった嘴。
泥の中に嘴を入れて、カニなどを食べるために曲がっています。
チュウシャクシギ
ダイシャクシギに似ている鳥で、旅鳥です。
嘴の長さがダイシャクシギより短いのが特徴。
嘴の先は緩やかに曲がっています。
カニなどを食べる鳥です。
セイタカシギ
フラミンゴのように長い足を持つ鳥です。
形はシギなんですが、足が特徴的。
ピンクの長い足、羽は黒、お腹が白い鳥です。
冬の渡り鳥。
子供も足はピンク色をしていますが、体は茶色っぽいです。
サシバ
本州にいるワシタカ類です。
冬の間、東南アジアで越冬するために飛んできます。
沖縄は東南アジアへ行く中継地点。
宮古島で多く見られる鳥です。
ミサゴ
大型のワシタカ類です。
翼が折れ曲がっているような形をしており、白っぽい鳥。
冬に見かけることが多く、北風に向かいホバリングします。
英名は「オスプレイ」。
カンムリワシ
石垣島と西表島に生息するワシタカ類です。
留鳥で、森の中、田んぼや畑の近くでよく見かける鳥。
ミサゴより少し小さいですが、羽を広げると白く綺麗な模様が入っています。
国の特別天然記念物に指定されています。
アカハラダカ
9月〜10月ごろに見られる旅鳥です。
小型のワシタカ類で、宮古島でよく見かけられています。
体は灰色〜薄青色をしており、全体的に青っぽい鳥です。
チョウゲンボウ
小型のワシタカ類で、ハヤブサの仲間です。
冬の旅鳥。
人が少ない牧場の近くの電柱に止まっていることが多い鳥。
西表島では、南風見田の浜へ行く途中の道でよく見かけます。
シロハラクイナ
水田や湿地、川の上流でよく見かける水鳥です。
留鳥で、基本飛ばずに歩いています。
木の上で寝る前と、緊急事態にしか飛ばない鳥なので、飛んでる姿はレア。
住宅街にも出てきます。
リュウキュウキンバト
国の天然記念物に指定されているハトです。
羽が鮮やかな濃い緑色をしており、嘴が赤い鳥。
留鳥で、海岸沿いの林の中で生活しているのを見かけます。
チュウダイズアカアオバト
森の中にいる緑色のハトです。
木の葉に紛れているので、姿はなかなか見せてくれません。
鳴き声が特徴的で、尺八を吹いているような独特の鳴き声です。
コノハズク
フクロウの仲間で留鳥です。
薄暗い山の中で鳴いているのを、よく聞きます。
鳴き声は「コホー、コホー」。
夜だけでなく、昼にも鳴き声が聞こえるのが特徴です。
アオバズク
フクロウの仲間で留鳥です。
住宅街の近くにも出没する鳥です。
鳴き声は「ホウホウ、ホウホウ」。
木の枝や電線にとまっていることが多いです。
リュウキュウアカショウビン
春の渡り鳥で、4月ごろに飛来します。
毎年4月1日ごろになると、初鳴きを聞く鳥。
鳴き声は「ピピピピピピピピ」と位置音階づつ下がります。
警戒心が強く、なかなか姿を見ることができません。
カワセミ
マングローブが生い茂る川の上流で見かける鳥です。
留鳥で、春頃になると木の枝にとまっているのをよく見ます。
警戒心が強い鳥なので、近づこうとすると、すぐに逃げられてしまいます。
ヤツガシラ
春と、秋の旅鳥です。
頭に目立つ冠のような羽があるのが特徴。
かなり珍しい鳥なので、渡りの時期以外は見ることができません。
キセキレイ
冬の渡り鳥です。
冬になるとよく見かける鳥で、道路を歩いています。
昆虫やクモなどを食べる鳥で、お腹が黄色いセキレイ。
水辺で、苔や藻をつついているのもよく見ます。
イシガキヒヨドリ
街中でよく見る留鳥です。
電線などにとまっていることが多い。
スズメより一回り大きい鳥なので、存在感があります。
イソヒヨドリ
漁港でよく見かける鳥です。
船の舳先や堤防の上にとまっていることが多い。
昆虫、フナムシ、トカゲなどを食べていることが多いです。
リュウキュウメジロ
春先によく見かける留鳥です。
本州のメジロより、少し小柄。
目の周りが白く、体はウグイス色です。
小さい木の実がなる木や、オヒルギなどのマングローブの間で見かけます。
オサハシブトガラス
沖縄のカラスで、留鳥です。
本州のカラスに比べて、小さいのが特徴。
住宅街にもいますが、森の中で見かけることも多いです。
シイの実などの木の実を嘴で器用に割って食べています。
爬虫類
爬虫類は、「カメ」、「トカゲ」、「ヘビ」がいます。
ヤエヤマイシガメ
近年、数が減ってきているカメです。
水田や湿地、住宅街の庭に出てくるカメです。
手足を引っ込めることはできますが、セマルハコガメと違い、蓋ができません。
セマルハコガメ
国の天然記念物に指定されているカメです。
海岸沿いの林の中や、山中でよく見かけます。
雑食で何でも食べるカメ。
甲羅の底に蓋がついており、完全に蓋を閉じることができます。
ミナミヤモリ
山で見かけるヤモリです。
市街地でも緑の多いところに出没します。
夜行性で昆虫やクモなどを食べます。
ホオグロヤモリ
家によく出てくるヤモリです。
夕方から日没にかけて活動が活発になる動物。
鳴き声は「ケケケケケッ」と、笑い声のように聞こえます。
蛾を食べているところを、よく見ます。
サキシマキノボリトカゲ
森の中にいるトカゲです。
名前の通り、木を登るトカゲ。
爪に引っかかりがあり、器用に木の幹を登っていきます。
トカゲですが尻尾は切れません。
キシノウエトカゲ
日本最大のトカゲです。
大きさは大きいもので、40cmほどにも成長します。
警戒心が強く、人が近づくと「ガサガサガサガサッ」と大きな音を立てて逃げます。
国の天然記念物に指定されているトカゲ。
イシガキトカゲ
尻尾が青いのが特徴のトカゲです。
八重山諸島の固有種ですが、住宅街の街路樹の下でも生活しています。
逃げ足が素早いですが、動かずジッとしていると、戻ってきます。
青い尻尾は切れるのが特徴です。
サキシマスベトカゲ
山の中で見かけるトカゲです。
沖縄のトカゲの中では、一番見ることが少ないトカゲです。
体の色は茶色っぽく、表面がツルツルに見えるのが特徴です。
サキシマカナヘビ
緑色のトカゲで、尻尾が長いのが特徴です。
よく葉っぱの上で日向ぼっこをしています。
葉っぱの色と同じ緑なので、見つけることが難しいトカゲ。
石垣島と西表島の固有種で、日本のカナヘビ類では最大の大きさです。
メクラヘビ
田んぼや畑、家の庭石の下でよく見るヘビです。
黒いミミズに見えますが、鱗も目もしっかりあります。
大きさは15cmほどの小さなへびです。
イワサキセダカヘビ
石垣島と西表島に生息するヘビです。
山中や低地の森で見かけることが多いヘビ。
樹上性で、夜に活動することが多いです。
食べるものは、ほとんどカタツムリのみという変わった食生活のヘビ。
サキシマスジオ
大きいものでは、2m50cmほどの大きさにもなるヘビです。
森の中や川沿いで見かけることが多い。
岩の隙間や、木の根元に開いた穴へ入っていきます。
沖縄では最大級の大きさのヘビで、ネズミや小鳥、コウモリを食べます。
サキシマバイカダ
森林に生息するヘビです。
夜行性で、トカゲなどを食べています。
舗装された道路にも出てくるヘビで、夜にドライブすると見かけます。
サキシママダラ
平地や、森林、田んぼなど、幅広い場所に生息しているヘビです。
全体的に黒っぽく、ウミヘビのようにシマシマ柄。
トカゲやカエルなどを食べるヘビですが、毒ヘビのハブにも攻撃を仕掛けるヘビです。
ヤエヤマヒバァ
石垣島、西表島に生息するヘビです。
奄美大島や沖縄諸島にいるガラスヒバァの親戚。
カエルやトカゲなどを食べています。
サキシマアオヘビ
森の中や、林の近くで見かけるへびです。
夜行性で、ミミズなどの生き物を食べています。
サキシマハブ
八重山諸島に生息するヘビです。
毒を持つヘビですが、沖縄本島の「ホンハブ」に比べると毒は弱いです。
お医者さんによると、毒の強さはホンハブの30%程度。
夜間に活動することが多く、攻撃的です。
イワサキワモンベニヘビ
コブラ科の毒ヘビです。
石垣島と西表島に生息しています。
数が少ないので、滅多に出会うことはありません。
両生類
両生類は「カエル」です。
カエルは沖縄に8種類のみです。
オオハナサキガエル
石垣島、西表島に生息するカエル。
日本のハナサキガエルの仲間では最大級の大きさ。
山中や湿地帯で見かけるカエルです。
コガタハナサキガエル
山地の渓流沿いで見かけるカエルです。
石垣島と西表島に生息しています。
大きさは4cmほど。
数が少ないカエルで、レアです。
ヤエヤマハラブチガエル
ズングリしたカエルで、山の中でよく見かけます。
目の下に黒い線が入っているのが特徴。
水辺の柔らかい土に穴を掘って産卵します。
鳴き声は「タン、タン、タン、タン」。
サキシマヌマガエル
民家や水田でよく見かける大型のカエルです。
夜に見かけることが多い。
背中の真ん中に白い筋が入っている個体もいます。
ヤエヤマアオガエル
樹上性のカエルで、雨の日に見かけることが多いです。
鳴き声は「コロロロロロロッ」と綺麗な声で鳴きます。
森の中で生活しており、雨が降り始めると鳴く特徴があります。
アイフィンガーガエル
一生のほとんどを木の上で過ごすカエルです。
木にへばりついていることが多く、指先が丸いのが特徴。
鳴き声は「ピッピッピッピッピ」。
リュウキュウカジカガエル
山地の水辺でよく見かけるカエルです。
暗褐色の個体もいますが、黄色い個体も多いです。
鮮やかな黄色が特徴のカエル。
ヒメアマガエル
日本最小のカエルで、大きさは2〜3cmほど。
低地から山地まで幅広く生息しているカエルです。
背中から見るとひし形なのが特徴。
甲殻類
コモンガニ
河口の砂地でよく見かけるカニです。
砂の中に潜っていることが多いカニ。
大きなハサミ以外のあしは、平べったいウチワのようなヒレが付いてます。
ミナミコメツキガニ
河口の干潟で群れをなして生活しているカニです。
別名「軍隊ガニ」とも呼ばれており、大きな群れを作っているように見えます。
逃げ足は早く、体をドリルのように回転させ、砂に潜ります。
アカテノコギリガザミ
沖縄では高級食材のカニです。
「ガザミ料理」に使われるカニで、味が濃く美味。
マングローブの根元に生息していることが多いです。
肉食のカニで、魚などを食べて生活しています。
ミナミベニツケガニ
河口の岩陰に潜んでいることが多いカニ。
肉食で小魚などを食べて生活しています。
攻撃的なカニで、捕まえようとすると強力なハサミで挟んできます。
指が切れるぐらいの力。
挟まれると、かなり痛いです。
ヒルギハシリイワガニ
マングローブの根元で生活しているカニです。
オヒルギの根元でよく見かけます。
全体的に黒っぽいですが、少し紫色に見えます。
モクズガニ
渓流で見かけるカニで、体から藻が生えたような見た目。
沖縄では9月〜11月ごろに産卵のため、海沿いへ移動します。
クロベンケイガニ
マングローブ林や、川沿いの森で見かけるカニです。
暗くなると活動的になります。
体は黒褐色で、植物の葉などを食べているのを見かけます。
ベンケイガニ
体が鮮やかな赤色をしているカニです。
川沿いの森の中、水が滴る岩陰で生息しています。
色が赤いので、目立ちますが、逃げ足が速いです。
土の中に穴を掘って、巣を作っています。
オオベンケイガニ
ハマガニ
ヒメシオマネキ
ルリマダラシオマネキ
ベニシオマネキ
オキナワハクセンシオマネキ
コメツキガニ
ツノメチゴガニ
フタハオサガニ
ツノメガニ
ミナミスナガニ
オカガニ
ミナミオカガニ
オカヤドカリ
ムラサキオカヤドカリ
ヤシガニ
オキナワアナジャコ
テナガエビ
昆虫類
アオスジアゲハ
ジャコウアゲハ
ベニモンアゲハ
シロオビアゲハ
カラスアゲハ
ミカドアゲハ
タイワンキチョウ
ナミエシロチョウ
タイワンシロチョウ
ムラサキツバメ
イシカワシジミ
リュウキュウウラボシシジミ
オオゴマダラ
リュウキュウアサギマダラ
マルバネルリマダラ
ツマムラサキマダラ
スジグロカバマダラ
ツマグロヒョウモン
リュウキュウミスジ
ヤエヤマムラサキ
イシガケチョウ
コノハチョウ
ヨナグニサン
キオビエダシャク
サツマニシキ
イヌビワオオハマキモドキ
ハンミョウ
ヤエヤママルバネクワガタ
チャイロマルバネクワガタ
ヤエヤマノコギリクワガタ
サキシマヒラタクワガタ
ヤエヤマネブトクワガタ
オキナワコフキコガネ
タイワンカブトムシ
ヤエヤママドボタル
ヤエヤマヒメボタル
イリオモテボタル
クロカタゾウムシ
ナナホシキンカメムシ
ヤエヤマニイニイ
ツマグロゼミ
クマゼミ
イシガキヒグラシ
イワサキクサゼミ
アマミナナフシ
ハラビロカマキリ
タカサゴシロアリ
イリオモテバッタ
コナカハグロトンボ
クロイワカワトンボ
アカスジベッコウトンボ
クモ類
オオジョロウグモ
サキシマスベザトウムシ
ヤエヤマサソリ
マダラサソリ
多足類
トビズムカデ
アマビコヤスデ
ヤエヤママルヤスデ
貝類
アシヒダナメクジ
アオミオカタニシ
ヘナタリ
キバウミニナ
イロマキタビ
クロイワオオケマイマイ
シレナシジミ
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