【石垣島】やきもの祭りに行ってみた!
こんにちは。石垣島ナビです。
毎年12月になると、石垣島、竹富島、西表島、与那国島の陶芸家さんが集合して開催するお祭り「石垣島やきもの祭り」が開催されます。
それぞれの窯元さんが個性豊かな焼き物を携えてやってくるこのお祭り。
石垣島以外の島からも参加されるので、八重山の焼き物を全部いっぺんにみたい人におすすめのイベントです。
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目次
【石垣島】やきもの祭りに行ってみた!
石垣島周辺の八重山では焼き物が有名
大昔に作られた「パナリ焼き」
石垣島には焼き物を作る工房、窯がたくさんあります。
昔、近くの新城島で「パナリ焼き」という八重山独自の土器が誕生したという歴史が残っているほど、八重山は焼き物が有名で盛んな土地。
パナリ焼きは野焼きといって、焚き火みたいな火で作られた焼き物。窯で焼いたものに比べると、温度が低いので柔らかいものでした。
パナリ焼は素朴で、土の味が残っている焼き物です。
水を貯める壺として使われていたり、骨壷として使われていたり、その用途は様々で、形もいろんな形のものが作られていました。
民謡にも、「新城島の人はパナリ焼きを持って、竹富島や黒島へ行き豆などの食べ物と交換していた」という内容の歌が残っていたりする焼き物です。
窯の文化が伝わる
その後、中国から窯の文化が伝わり、窯で瓦や壺などを作りはじめました。
今は、それぞれの陶芸家の方たちが器や皿を作って、石垣島の食卓を彩ってくれてます。
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22の陶芸家が大集合
和やかな雰囲気のイベント
石垣島やきもの祭りは、窯元、工房、陶芸家含め、22団体が集合してくるイベントです。
遠くは与那国島から参加する工房さんもあり、活気溢れる空気を感じます。
見にくるお客さんも「器好き」「陶芸家のファン」など様々で好きな作品を手にとってみたり、陶芸家さんとおしゃべりしたりと、和やかな雰囲気のイベントです。
「この器に元気もらえるのよね」だとか「綺麗な皿だな」「サラダ盛り付けたいね!」なんて口々に嬉しそうに器を楽しんでます。
話を聞いてみると楽しい
与那国島の工房さんの醤油を入れるような小皿が少し不思議な形をしていました。
話を聞いてみると、昔中国から伝わってきた白磁のレプリカなんだそうです。
器の底には高台という丸い台がついています。
普通の皿は丸く平らなのに、そのお皿は高台の下が削り取られていました。
理由は「重ねて焼けるから」だそうです。
底が平らなままだと、重ねて焼いたらくっついてしまう。
でも高台を削り取って4つの支柱を作って上げるとくっつかずに何枚もまとめて焼ける。
最初はデザインかなと思っていたのですが、大量生産の名残なんだそうです。
なぜ大量生産が必要だったかと言うと、「かわらけ」のように宴会での器として使い捨てで使われていたものだからです。
そんな器の歴史も知ることができるので、積極的に話しかけてみるのも楽しいですよ!
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美しい作品がたくさん見れます
ーーー石垣焼 窯元
青好きにはたまらない
土をこねて、荒々しく作った作品もあれば、白磁のようにツルッとしており上品な作品もあります。
中でも目に付くのが青いお皿。
絵付けの色で青を使ったり、釉薬が青いのが使われていたり、ガラスを融合させて青さを際立たせたりと技法は様々ですが、青い作品が多く見られるのも特徴です。
ーーーやちむん屋 太朗窯
見ているとどれも欲しくなっちゃうんですが、気に入った作品を1枚だけ購入しました。
波を表現しているのか大胆なタッチが素敵な器です。
見ていると、それぞれの工房を訪ねて行きたくなるようなお祭りです。
旅行の時期と重ならなくて、やきもの祭りに来れない方は、気になる窯元を直接訪ねてみてください。
見学や体験をやっている窯元さんも多いので、南の島での焼き物体験してみませんか?
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それじゃあ、楽しく旅してね!
石垣島やきもの祭が行われるのは「石垣市市民会館」
【アクセス】離島ターミナルから約800m
【路線バス】全系統「バスターミナル」下車、徒歩12分
【おすすめの時期】通年
【みどころ】八重山の器が一度で見れる、和やかな雰囲気
【滞在時間】約1時間
【営業時間】イベント、年度によって異なります(それぞれのイベント実行委員までお問い合わせください)
【住所】沖縄県石垣市浜崎町1丁目1−2
【電話番号】0980-82-1515
【おすすめ度】★★★★☆
【公式Facebookページ】石垣島やきもの祭り Ishigaki Pottery Festival
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