バンナ公園|石垣島で気軽に自然体験できるネイチャースポット
こんにちは。石垣島ナビです。
石垣島の中央から、やや南東部に位置するバンナ岳。
バンナ岳の自然を生かした公園があり、石垣島市民に愛されています。
公園と言っても、山全体を公園にしているので、かなり広い。
歩いて回ろうとすると4時間ぐらいかかる広さです。
市民ランナーのトレーニングコースにもなっているバンナ公園。
今回は、「バンナ公園」について紹介します。
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目次
バンナ公園
バンナ公園は、石垣島市街地から、車で15分の場所にある、広域公園です。
石垣島の市街地に近い場所にあるネイチャースポットで、亜熱帯の植物がたくさん植えられています。
自然に近い環境なので、動物も多く生息する場所です。
バンナ公園のテーマは「八重山の山」
石垣島の山全体を公園にしてしまった広域公園です。
公園と言っても、もともと山なので、石垣島の自然、山に生えている樹木、草花が多く残された場所。
樹木や植物には看板や説明書きがあり、木の名前を見分けることも簡単。
石垣島周辺の八重山の動植物を知るのにいい公園です。
自然のまま残されている公園なので、生き物、動物のお家になっていたり、寄ってきたりもします。
人気のないところを歩くと、いきなり「ガサガサガサッ!」って音や「バタバタバターッ!」って音が聞こえます。
振り返ると「カンムリワシ」「リュウキュウアカショウビン」「セマルハコガメ」「ヤエヤマオオコウモリ」などの動物が姿を表してくれたりもします。
普通に、日常的に天然記念物と出会える公園。
都会にいては、なかなか味わえない体験ができる場所です。
バンナ公園の広さは「292.1ha」
広さは約292ヘクタール、東京ドーム約62個分。
東京ディズニーランドの面積が46.5haなので、ディズニーランドが6つ、すぽっと入っちゃう大きさです。
東京ディズニーランドの6倍なので、歩くだけでも大変です。
バンナ公園の展望台
バンナ公園には、
1:エメラルドの海を見る展望台
2:南の島の展望台
3:渡り鳥観察所
4:西口付近の展望台
5:ホタル滝展望台
6:こども広場の展望台
7:名蔵遠見台
8:北口の展望台
9:カンムリワシ展望台
と、9つの展望台があります。
いずれも、高い場所にあるので、石垣島の景色を綺麗に見ることができます。
それぞれの展望台で、見れる方角、展望台の特徴が違います。
おすすめは「エメラルドの海を見る展望台」と「南の島の展望台」。
エメラルドの海を見る展望台からは、石垣島の「市街地」と「海」。
南の島展望台からは、石垣島の「田園風景」と「海」を眺めることができます。
さらに詳しく知りたい人は、こちらの記事も読んでみてください!
関連記事>>>バンナ公園にある9つの展望台から見える景色
バンナ公園でホタル観察
バンナ公園でホタルを見るなら「西口」周辺にある「ホタル街道」がおすすめです。
石垣島では、12月ごろに「ヤエヤママドボタル」、3月〜5月に「ヤエヤマヒメボタル」というホタルが見れます。
バンナ公園には「ホタル街道」というホタル観察スポットがあります。
ヤエヤマヒメボタルは、夕暮れから30分前後、
ヤエヤママドボタルは、夕暮れから1時間前後ぐらい
から光り始めます。
ホタルは強い光に当たると、ビックリして光らなくなってしまうので、懐中電灯は、必要最低限で使ってください。
関連記事>>>バンナ公園のホタル街道へ行ってみた!
バンナ公園で星空を眺める
バンナ公園で、星空を眺めれるスポットは、「エメラルドの海を見る展望台」がベストです。
エメラルドの海を見る展望台は、バンナ公園中央の道路「バンナスカイライン」を通るので、夜間に行く場合は、車、タクシーを使っていきましょう!
バンナ公園をセグウェイで遊ぶ
バンナ公園では「セグウェイ」で遊ぶこともできます。
平田観光さんが行なっているツアーで、インストラクターと一緒に楽しむタイプの遊びです。
「昆虫館」の横が受付けになっていて、出発前に「セグウェイの操作方法」などのレクチャーもしてくれます。
自然に詳しいガイドさんと一緒にセグウェイを楽しんでください!
セグウェイは、事前に予約が必要です。
離島ターミナルの「平田観光」であらかじめ予約しましょう。
バンナ公園の地図
バンナ公園は、石垣島市街地から車で15分。
近くには、「石垣島鍾乳洞」、「石垣島天文台」、「前勢岳展望台」などのスポットがあります。
バンナ公園の駐車場
南西部には「南口」・「西口」、北東部には「北口」の3箇所の入り口があります。
それぞれ、駐車場があります。
「西口」の駐車場は停めれる台数が少ないので、「遊具ゾーン」にある駐車場も利用すると便利です。
北口と南口をつなぐ「バンナスカイライン」という中央道路から「エメラルドの海を見る展望台」「南の島の展望台」「渡り鳥観察所」へ行くことができます。
それぞれの展望台近くにも、駐車場が完備されています。
入口へと繋がる道路は、それぞれ、
・石垣市中心部(南口を南下)
・名蔵(西口を北上)
・白保(北口を南下)
と繋がっています。
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バンナ公園の全体マップ
バンナ公園には、大きく分けて5つのゾーンがあります。
・管理棟ゾーン(南口)
・自然ゾーン(西口)
・遊具ゾーン(西口)
・昆虫ゾーン(北口)
・展望台ゾーン(南口、北口)
展望台ゾーンは、地図中央を走る真ん中の道です。
かなりの傾斜の道なので、車、タクシーで行くことをおすすめします。
路線バスは通っていません。
広い公園ですが、中央部は、ほぼ山なので斜面。
手付かずの自然を残しているエリアです。
青のラインが「車で走行できる道路」です。
山の周囲をぐるっと輪を描くような道路、真ん中に1本「バンナスカイライン」が通っています。
バンナ公園「南西部」(南口・西口)
石垣島の市街地から県道208号線に入り、新川、石垣島鍾乳洞を越えて北へ進むと、「バンナ公園南口」に到着します。
普通に行くと南口に着くことが一番多いです。
南口には「公園管理事務所」があり、バンナ公園の案内板、地図などもあるので立ち寄ってみてください。
南口から、さらに北へ進むと西口。
西口を過ぎた先が「名蔵」へと繋がっています。
ラムサール条約指定湿地でもある「名蔵アンパル」「名蔵湾」へと抜けることができる道路です。
管理棟ゾーン(南口)
バンナ公園の南口近くにあるのが管理棟ゾーン。
管理棟ゾーンは基本的に「公園管理事務所」が中心となっています。
管理事務所周辺には、整備された庭園があり、アカバナ(ハイビスカス)が咲き乱れています。
サガリバナの木も植えられているので、7月ごろになると夜に咲く「サガリバナの花」も見ることができます。
関連記事>>>サガリバナとは?
南口近くには前勢岳山頂へ繋がる道路の入り口もあり、「石垣島天文台」へ行くこともできます。
関連記事>>>石垣島天文台への行き方、方法、入り口の場所
自然ゾーン(西口)
西口周辺は「自然ゾーン」。
自然ゾーンは、動植物の観察広場になっていて、石垣島の植物、動物を多く観察することができます。
西口に駐車場があるので、車を停めて散策することも可能。
山の斜面にはなっていますが「ホタル街道」や「自然生態園」もあり、動植物が多いです。
人が少ないスポットなので、動物を多く目撃できるスポットでもあります。
野生の孔雀やカンムリワシなどが多く出没するスポットです。
12月〜5月上旬にかけて飛んでいる「ホタル」を見ることができる場所です。
特に、3月〜5月上旬に現れる「ヤエヤマヒメボタル」は、光の絨毯のような景色を楽しむことができますよ。
「エメラルドの海を見る展望台」へ繋がっている遊歩道もありますが、歩いていくには、かなりの山道です。
地図では大したことない距離に見えますが、歩くと1時間以上かかります。
体力に自信がある人は登ってもらってもいいですが、歩くの苦手な人は、車で行ってください。
展望台へは、車では南口、北口から行くことができます。
バンナ公園「中央部」(北口・南口)
南口から入り、山の中央部に向けて車を走らせると、展望台ゾーンへ入ることができます。
山の中央部を通り、南口と北口をつなぐ真ん中の道路が展望台ゾーンです。
アップダウンが激しい尾根を通っていくので、車、バイク以外では立ち入らないでください。
レンタカーがない人は、タクシーで観光することをおすすめします。
時間制の観光タクシー(2時間コースなど)でも立ち寄るスポットなので、運転手さんと相談して行きたい展望台を目指してみてください。
展望台ゾーン
展望台ゾーンは山の中央、山頂付近の場所なので、見晴らしがいいスポットです。
「エメラルドの海を見る展望台」をはじめ、「渡り鳥観察所」「南の島展望台」と数々の<景色>を眺めるスポットが多く存在します。
地図では平地のように見えますが、アップダウンがものすごく激しい山なので、「車」「バイク」以外での侵入はご遠慮ください。
北東部(北口)
北東部は「北口」があるスポット。
北口を中心に「世界の昆虫館」「蝶園」「ヤシ園」、「水鳥観察所」「石垣島ダム」などがあるスポットです。
昆虫や、蝶などが多く見られるスポットです。
昆虫ゾーン
「世界の昆虫園」では、石垣島周辺の昆虫だけでなく、世界中から集めた昆虫コレクションを見ることができます。
もともと、石垣島を中心とした八重山は動植物の種類の多い島々です。
2015年、2016年にもお隣の西表島で新種の昆虫が見つかるなど、新しい発見もあります。本気で探せば、新種がまだまだ見つかる島が八重山の島々なんです!
そんな生き物の宝庫な島で見ることができる世界の昆虫は、昆虫好きにはたまらない場所です。
ムシキング好きな男の子には、「最高っっ!」な観光場所。
1日中いても飽きない。昆虫好き、虫好きなら一度は訪れたい場所です。
「世界の昆虫館」が入っている建物には「セグウェイ」に乗れる受付場所もあります。
バンナ公園内を<セグウェイ>に乗って散策できるアクティビティ。
事前の予約が必要ですが、16歳以上から参加できるツアーです。
インストラクターが同行してくれて、動植物を案内してくれるので、安心なツアー。
吊り橋の上から眺める景色は爽快ですよ。
北西部(北口・西口)
北西部はアスレチック広場を中心としたアクティブゾーンです。
入り口は、「北口」「西口」につながっています。
「ローラースケート」や「BMX」「グラウンドゴルフ」を楽しめる広場、施設があります。
遊具ゾーン
基本的に子供が遊ぶ公園のような場所です。
広い芝生もあり、ゆっくりとした時間を過ごすことができます。
ピクニック気分で過ごせる場所。
東屋などの休憩ポイントもあり、眼下に見える「名蔵湾」が綺麗に見える場所です。
晴れた日には、お弁当を持って出かけたい場所。
海の絶景が楽しめるゾーンですよ。
南東部
南東部は主要なスポットはありませんが、管理棟ゾーンと昆虫ゾーンをつなぐ遊歩道です。
1kmほどのボードウォークがあり、のんびりとした散歩を味わえます。
管理棟ゾーン→昆虫ゾーン
南口の「管理棟ゾーン」と北口の「昆虫ゾーン」をつなぐ遊歩道があります。
道の途中にある木道からは、島の南東側(石垣島中心部)を眺めることができる景色です。
人がほとんどいない場所なので、暗くなってからの歩行は気をつけてください。
バンナ公園へのアクセス
バンナ公園は、離島ターミナルから約4.5kmの場所にあります。
徒歩で片道1時間。
山の上にある公園なので、上り坂。
アクセスには、車、タクシーなどが必要になります。
タクシーで片道15分、約1,000円〜1,500円前後で行くことができます。
「エメラルドの海を見る展望台」などの展望台巡りをすると、料金は高くなります。
行く展望台の数にもよりますが、目安は片道2,500円〜3,000円前後です。
バンナ公園へのバス
バンナ公園までの路線バスは「バンナ公園<南口>」にある「八重守の塔」が最寄バス停です。
系統②「西回一周線」などの路線が通ってますが、便数が少ないので、気をつけてください。
バンナ公園の営業時間
バンナ公園の営業時間は「9:00〜21:00」です。
公園内の入り口の門が閉まってしまうので、公園内には入れません。
「バンナスカイライン」は閉鎖されることはないので、展望台までは行くことができます。
山道で、暗く道が細いので、走行は十分注意してください。
北口にある「世界の昆虫館」は「10:00〜17:00(最終入館:16:30)」です。
それじゃあ、楽しく旅してね!
【アクセス】離島ターミナルから約4.5km
【おすすめの時期】3月〜5月、7月〜12月
【みどころ】四季折々の花、八重山の自然、見晴らしのいい展望台
【滞在時間】約2時間
【おすすめ度】★★★★☆
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