【沖縄】台風|いつ?来やすい時期は?対策は?
沖縄の台風についての記事です。
【沖縄】台風|いつ?来やすい時期は?対策は?
沖縄では毎年、台風により大きな被害がもたらされます。
強い台風が来ると、電柱が倒れたり、車が転がったり。
旅行中の場合、飛行機が欠航になり帰れなくなる可能性もあるので、注意が必要です。
本記事では、沖縄の台風の特徴、気を付けるポイント、旅行中の対策などを紹介していきます。
【沖縄】台風|本州付近との違い
沖縄の台風と本州付近の台風の大きな違いは「接近数」と「風の強さ」です。
接近数は本州付近の方が多いですが、風の強さは沖縄の方が強いです。
【沖縄】台風|接近数
本州付近では、年間で20個〜30個の台風が発生しています。
沖縄は、台風が多い年で15個の台風が接近した年がありますが、平均は7〜8個。
【沖縄】台風|風の強さ
沖縄の台風は本州付近の台風に比べ、風が強いのが特徴です。
2015年には与那国島で最大瞬間風速81.1メートル、沖縄観測史上2位、国内で歴代5位の台風が来ました。
過去には風速70メートルの風で、電柱が倒れ、車が転がって建物にぶつかったこともあります。
【沖縄】台風|時期
沖縄の台風が接近するの時期は「6月〜10月」です。
沖縄の台風の最盛期は「7月〜9月」。
この時期は、台風が多い年で月4回(1週間に1回ぐらい)沖縄に来るので、注意が必要です。
特に8月、9月の台風は大雨を降らせる台風が多い。
1991年から2020年までの30年間の平均値では、「8月」に沖縄に台風が来た回数が最も多かったです。
【沖縄】台風|いつ
【沖縄】台風|いつから
沖縄に台風が接近し始めるのは、早い年で4月から、遅い年でも7月からです。
2021年には4月に沖縄に台風が接近した記録もあります。
ですが、台風が来るのはおおむね6月から。5月でも台風が来るには早い時期です。
【沖縄】台風|いつまで
台風が来なくなるのは、早い年で10月まで、遅い年で12月までです。
2004年、1984年には沖縄の12月に台風が接近した記録があります。
ですが、1951年から2020年までの70年間で12月に沖縄に台風が接近したのは、この2回だけです。
【沖縄】台風|進路
沖縄の台風は、進路の東側に注意してください!
理由は、東側の方が風が強く、大雨が降るから。
また、『吹き返しの風(ふきかえしのかぜ)』と呼ばれる強い風が吹くのも進路の東側です。
台風が発生したら、天気予報の台風情報などで、進路を確認してみましょう!
【沖縄】台風|強さ
結論からいうと、最大風速が44m以上の台風には特に注意してください!
一般的に台風は、風速33m以上になると「強い」台風になります。
本州の台風は風速35m前後が多いですが、石垣島では風速45m以上の台風が多いです。
2015年9月の台風21号では、与那国島で最大瞬間風速81.1メートルを記録しました。
石垣島では「猛烈な台風(最大瞬間風速54m以上)」になると電柱が倒れ、車がひっくり返ったこともあります。
【沖縄】台風|天気はどうなる
当たり前ですが、台風が来ると天候が悪化します。
具体的には、このように変化します。
- 台風接近2日前:曇りがちな天気で、湿度が高くなります
- 台風前日:風が強くなり、大雨が降ったり止んだりを繰り返します
- 台風当日:大雨、暴風、波浪、外出はできません
- 台風通過後:風が強く吹き、波が高い状況が4日ほど続きます
台風が通過している時は、建物から外に出ないようにしてください。
特に注意すべきなのが、外への扉の開閉です。
外に出ようと扉を開けた瞬間に、強風で扉が勢いよく閉まることがあります。
台風が通過する前や台風通過後は、海にうねりが入ってくるので、マリンレジャーは中止しましょう。
特に、水面で遊ぶ『シュノーケル』『カヌー』『カヤック』などは危険です。
陸から見て水面が静かに見えても、海の中はうねりが発生していることがほとんど。
台風通過後、1週間は海には近づかないのがおすすめです。
【沖縄】台風|被害
沖縄の台風被害は、大きく分けると次の3つ。
- 電柱・ポールが倒れる
- 倒木による道路の通行止め
- 屋根や車が飛ばされる
西表島ではプレハブ小屋が横転、石垣島では車が横転するなどの被害も出ています。
特に風が強く吹くので、飛ばされないようにするのが重要です。
【沖縄】台風|飛行機
沖縄に台風が接近すると、飛行機はほぼ欠航になります。
風速が強くなると飛行機は欠航、空港が閉鎖されます。
特に、台風の暴風圏に入ると確実に欠航します。
通過後も、到着地の空港付近に台風が移動すると着陸できないので欠航になります。
【沖縄】台風|情報
沖縄の台風情報は、次の3つで確認することができます。
- 気象庁
- 米軍台風情報(JTWC)
- ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)
気象庁
気象庁が公開している台風情報です。
更新頻度が高く、詳しい情報が知れるので一番おすすめです。
米軍台風情報
米軍台風情報とは、アメリカ・ハワイ米軍合同台風警報センター(JTWC)が発表している台風情報です。
米国の政府機関が管理しているサイトですが、一般の人でもアクセス可能。
主に太平洋やインド洋で発生した熱帯低気圧(台風)の情報を調べることができます。
ヨーロッパ中期予報センター
中期の気象情報を解析を解析する国際組織がヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)です。
情報はホームページで公開されているので、誰でもアクセス可能です。
トップページからは「Top > Forecasts > Chart > Latest tropical cyclones」で「ECMWF tropical cyclone」のページにたどり着けます。
【沖縄】台風|対策
沖縄への旅行時の台風対策を、状況別に3つ紹介します。
旅行前
沖縄の旅行前に台風が発生した場合、次の3つのポイントに注意しましょう。
- 飛行機の運航状況
- 沖縄の被害状況
- 新しい台風の発生があるかどうか
まず最初に「飛行機の運航状況」を確認してみましょう。
風の強い台風の場合、台風通過後2〜3日は飛行機が欠航する可能性があります。
次に大事なのが、沖縄の被害状況です。
注意点は「ホテルの受け入れ可能か」「飲食店は開いているか」「レンタカー可能か」の3つ。
調べる方法は、予約しているホテルとレンタカー会社に電話するのが簡単です。
ホテルやレンタカーのことだけでなく、ついでに沖縄の状況も聞いてみましょう。
【電話で聞く内容】
- 受け入れできるか
- 食事ができるか
- 近くのお店は開いているか
- 道路が通行止めになっていないか
離島の場合、台風通過後も食料品が入荷できずに店が閉まっていることもあるので、要チェック!
また、新しい台風が発生しそうな時は旅行をキャンセルするのも1つの方法です。
行きは良くても帰りの便が欠航して帰れないということにならないように、必ずチェックしましょう!
旅行中
沖縄の旅行中に台風が発生した場合の対策は、次の2つ。
- 旅行を切り上げて帰る
- 滞在を延ばして台風が過ぎるのを待つ
結論からいうと、『旅行を切り上げて帰る』のがおすすめです。
理由は、台風通過後も本州付近に台風が向かう場合があるから。
沖縄から飛行機が飛べる状況でも、到着地の空港が閉鎖されてしまうと飛行機は欠航になります。
動きの速い台風ならいいですが、ゆっくり進む台風の場合、飛行機が再開するのに2〜3日かかる場合があります。
滞在を伸ばす場合の手順は、次の4つ。
- 会社に連絡
- 家族に連絡
- ホテルの確保
- 食料の買い出し
会社や家族に連絡し、滞在を伸ばすことを伝えましょう。
次に『ホテル』『食料』を確保すること。離島の場合、台風通過後4日ほどは食料の入荷がないので多めに買っておくことが大事です。
帰る直前
沖縄から帰る直前に台風が発生した場合は、早めにチケットの変更をしておきましょう。
すぐに出発するならそのままでいいですが、出発まで時間がある場合は『早めの便に変更』するのがおすすめです。
理由は、いつ欠航するかわからないから。
飛行機を動かすかどうかは航空会社が決定するので、どの便から欠航になるかは事前にわかりません。
特に「乗客数が多い路線」「飛行機の便数が少ない路線」で帰る方は要注意です。
「乗る予定の飛行機が欠航して帰れなくなった」ということにならないように、早めに問い合わせてみましょう!
【航空会社のお問い合わせ先】
- ANA:変更・払い戻し [国内線]|ご予約/旅の計画|国内線航空券予約・空席照会|ANA
- JAL:JAL国内線 – ご予約の変更・取り消し、払い戻し
- ピーチ:変更・取り消し・払い戻し|Peach Aviation
- スカイマーク:変更・取消・払戻|スカイマークSKYMARK
- ジェットスター:ご予約の変更|ジェットスター
- ソラシドエア:予約の変更・取消し・払戻しについて|予約・購入方法|ソラシドエア
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