あおさ徹底解説!あおさのレシピ、調理法を教えます
沖縄では「あおさ 」が人気です。
方言で「アーサ」と呼ばれる「あおさ」 。
石垣島の特産品です。
「あおさってなに?」
「あおさの栄養は?」
「あおさの食べ方は?レシピ教えて!」って思っちゃいます。
本記事を読むと、
・あおさとは何かがわかる
・あおさの栄養がわかる
・あおさのレシピがわかる
あおさの特徴、栄養、レシピを知って、美味しく健康になりましょう!
沖縄で「あおさ」は、お土産として買うこともできます。
記事を読んで、お土産選びの参考にしてみてください!
目次
あおさ徹底解説!あおさのレシピ、調理法を教えます
「あおさ」は沖縄で人気のある食べ物です。
というのも、沖縄の海岸では、冬になると岩にびっしりと「あおさ」が生えます。
「浜下り」というイベントがある時期に生える「あおさ」。
地元の人は、「潮干狩り」ならぬ「あおさ採り」に出かけます。
海に生えている「あおさ」は砂がついているので、砂を落とすのが、結構、時間がかかります。
そんな手間を省いてくれるのが、お土産用の「あおさ」。
「あおさ」は、沖縄の方言で「アーサ」と呼びます。
スーパーなどで、乾燥したアーサを買うことができます。
食堂などでも、アーサ汁、アーサの天ぷらが人気の商品です。
あおさとは
「あおさ」の正式名称は「ヒトエグサ」と言う海藻です。
名前の通り「一重(ひとえ)」の海藻。
「あおさ」という呼び方以外に「あおさのり」「あおのり」とも呼ばれます。
ゴワゴワとした食感の海藻で、ツルツルした感じではないのが特徴。
香りもそこまで強くありませんが、熱すると、綺麗な緑色になる海藻。
沖縄では、「アーサ汁」として食べられることが多いです。
あおさのり、あおさ海苔とは?
「あおさ」は、「あおさのり」や「あおさ海苔」とも呼ばれます。
呼び方は違っても同じものです。
「あおさ海苔」は「海苔」って名前がついていますが、「黒い四角い海苔」は別物。
普通の黒い海苔は「アマノリ」という海藻から作られています。
「アーサ」は沖縄の呼び方
沖縄では、「あおさ」のことを「アーサ」と呼びます。
地域によっては「アーサー」とも呼ばれることもある海藻です。
一般的には、お吸い物のような「アーサ汁」で食べるのが一般的です。
また、「アーサの天ぷら」も沖縄で人気の食べ方です。
「あおさ」と「青のり」の違い
「あおさ」と「青のり」は別の海藻なんです。
「あおさ」は、ヒトエグサ
「青のり」は、スジノリなど
違いは、香り、色。
香りは「青のり」の方が強く感じます。
色も「青のり」の方が濃い。
一般的には「青のり」の方が、高級品として取り扱われています。
ポテトチップスの「のり塩味」には、「あおさ」と「青のり」がブレンドされて使われています。
「あおさ」は香りが強くありませんが、薄い透明な緑色で色味の綺麗な海藻です。
あおさの栄養
あおさは、100gで「130kcal」と、海藻にしては意外と栄養豊富な食べ物です。
マグネシウム、マンガンを多く含む食品です。
また、カルシウム、ビタミンA、葉酸も多く含みます。
ミネラル分や食物繊維が豊富。
マグネシウムは、酵素の働きを助けたり、血圧を下げる働き。
マンガンは、骨の形成に関わり、酵素の働きも助けます。
カルシウムも、骨の形成に関わる栄養素。
ビタミンAには、皮膚や目の粘膜を健康に保ったり、抵抗力を強める働きもあります。
葉酸には、赤血球の形成を助けたり、DNAなどの核酸を合成する働きがあります。
いずれも健康にいい成分で、骨、細胞を作り出してくれ、酵素反応を円滑にしてくれる成分です。
また、食物繊維は、体内にある余分なコレステロールなどを包んで流してくれる効果もあるので、「あおさ」は体調を整えてくれる食材です。
あおさのレシピ
あおさの調理法は様々、一般的には、
・あおさ汁
・あおさの味噌汁
・あおさの天ぷら
・あおさの玉子焼き
・あおさのスープ
などで食べることが多いです。
あおさの調理法、レシピを紹介していきます。
あおさ汁
沖縄で、最も一般的に食べられる調理法が「あおさ汁」です。
「あおさ」をたくさん使い、すまし汁のようにして食べます。
丼のような大きな器に入れて、たっぷり飲むことが多い料理。
あおさ汁をおかずに「ご飯」を食べるのが一般的。
あおさ汁のレシピ
あおさ汁の材料は、
・水で戻したあおさ:適量(一杯で10g程度が目安)
・豆腐:1/4丁
・だしの素:2g
・塩:ひとつまみ
・醤油:5ml
・水:200ml
作り方は、
1、鍋に水、だしの素、塩、醤油を入れて、沸騰させる
2、沸騰してきたら、豆腐を加えて2分煮込む
3、豆腐に火が通り始めたら、あおさを入れ、火を止める
4、余熱で、あおさに火を通す
5、器によそい、完成!
「あおさ」をあらかじめ水につけて戻しておくのがポイント。
あおさを入れて煮込むと、あおさの色が抜けてしまうので、軽く火を通すぐらいでOKです。
あおさの味噌汁
あおさの味噌汁も人気の食べ方。
関西では、寿司を食べるときに「赤だし」っていう、赤味噌の味噌汁を飲むことが多いです。
「赤だし」の中に入っていることが多い「あおさ」。
「あおさ」の香りがふわりと香る味噌汁です。
あおさの味噌汁のレシピ
あおさの味噌汁の材料は、
・水で戻したあおさ:適量(一杯で10g程度が目安)
・豆腐:1/4丁
・だしの素:2g
・味噌:10g
・水:200ml
作り方は、
1、鍋に水、だしの素、豆腐を入れて、沸騰させる
2、沸騰してきたら、火を止め、味噌を溶かす
3、味噌が溶けたら、あおさを入れ混ぜる
4、余熱で、あおさに火を通す
5、器によそい、完成!
味噌は、火を止めてから溶かすのがポイント。
味噌の栄養を十分摂るためには、沸騰させないことが大切です。
乾燥した「あおさ」をそのまま器に入れ、熱い味噌汁を注いでも綺麗に戻ります。
時間短縮にもなるお手軽な方法なので、ぜひ試してみてください!
あおさの天ぷら
あおさを天ぷらにする食べ方も、沖縄では一般的です。
あおさだけを具にして天ぷらにする贅沢な食べ方。
脂溶性のビタミンの吸収も良くなる食べ方です。
あおさの天ぷらのレシピ
あおさの天ぷらの材料は、
・水で戻したあおさ:適量(一個で30g程度が目安)
・水溶き天ぷら粉:適量
・油:適量(180℃)
作り方は、
1、水で戻したあおさに、水溶き天ぷら粉を混ぜる
2、180℃の油に、おたまで入れて揚げる
3、さいばしで、沈めて、微振動がし始めたら完成!
4、キッチンペーパーで、余分な油を落とす
油の温度を下げすぎないように揚げるのがポイントです。
一度に入れると、油の温度が下がるので、かき揚げを作るように徐々に上げてください。
あおさの玉子焼き
あおさを玉子焼きの具材にして食べても美味しいです。
卵のタンパク質と、あおさのミネラル分が同時に摂れるので、栄養満点のおかず。
あおさの玉子焼きのレシピ
あおさの卵焼きの材料は、
・水で戻したあおさ:適量(一個で20g程度が目安)
・卵:2個
・油:適量
作り方は、
1、水で戻したあおさに、卵を加え、よく混ぜる
2、熱したフライパンに油を塗り、卵液を1/3ほど入れる
3、表面を焼いて、丸める
4、油を塗り、卵液を1/3ほど入れる
5、3・4の工程を繰り返して、完成!
フライパンにくっつかないように、油をしっかり塗るのがポイント。
キッチンペーパーに油を染み込ませて、塗ると綺麗に塗れます。
油が少ないと、フライパンにくっつくので気をつけてください!
あおさのスープ
「あおさ」をさっぱりと食べるのには、スープがおすすめ。
鶏ガラ出汁でとった白湯スープに「あおさ」を浮かべると、見栄えも綺麗です。
あおさのスープのレシピ
あおさのスープの材料は、
・水で戻したあおさ:適量(一杯で10g程度が目安)
・鶏ガラスープの素:5g
・塩:ひとつまみ
・ゴマ、ネギ:適量
・水:200ml
作り方は、
1、鍋に水、鶏ガラスープの素、塩を入れて、沸騰させる
2、沸騰してきたら、水で戻したあおさを入れる
3、火を止め、器によそう
4、お好みでごま、ネギを散らして完成!
「あおさ」を入れてから沸騰させないのがポイント。
あおさに含まれているビタミン類をきちんと摂るためにも、熱を加えすぎないのが大事です。
あおさのお土産
沖縄では、食堂で「アーサ汁」や「あおさの天ぷら」を食べることができます。
また、お土産に「あおさ」を買うこともできます。
石垣島では、地元で採れた「あおさ」を乾燥させた商品も販売されています。
お家で、アーサ汁を作りたい人は、買って帰ってみてください。
商品は、砂を丁寧に取り除いて、乾燥させています。
国内に流通している「あおさ」はほとんど、三重県産のあおさなので、沖縄産は貴重!
豆腐を入れて「アーサ汁」を作ると、旅の思い出気分にひたれること間違いなしですよ。
まとめ
沖縄で人気の「あおさ」。
沖縄の海岸で採れる「冬〜春の風物詩」です。
沖縄では、「あおさ」を方言で「アーサ」と呼びます。
アーサ汁や、アーサの天ぷらにして食べるのが一般的。
また、アーサは、「味噌汁」「玉子焼き」「スープ」にしても美味しいです。
お好みの食べ方を見つけてみてください。
栄養面でも、ミネラル豊富。
骨の形成を助ける、マンガンやカルシウムが豊富。
いつもの食事にあおさを加えると、さらに健康になれるかも!
食物繊維も豊富なので、お腹の調子も整えてくれます。
石垣島では、お土産として買うこともできます。
貴重な沖縄産の「あおさ」を使って、お家で「アーサ汁」づくりにチャレンジしてみてください!