八重山博物館
こんにちは。石垣島ナビです。
石垣島にも博物館があります。昔から海がとてつもなく身近にある地域。海と人間の生活との関係は切っても切れません。海の民の文化が石垣島に根付いています。
八重山博物館
力強い人々
石垣島や西表島を含む八重山は昔、沖縄の中でも田舎。流刑地や木材の供給源になっていたという歴史もあります。力強い人々が自然と真っ向から対峙して生きてきた、そういう強さがここにはあります。
海に特化した生活の道具
八重山の民族は海の民。現在でもサバニなどの伝統的な木造船が残っていたり。海へくり出し魚を採って生活の糧にしていた民族です。
豊かな海があるので、海へくり出す道具や魚を捕まえる道具などが発達しました。さまざまな工夫をこらした道具が作られていました。現在でいうアウトリガーカヤックのような構造の船が博物館にもおかれていたり。
国立民族博物館にも負けない
大阪にも国立民族博物館には世界の民族の道具が展示されていますが、南方文化に特化して言えば、国立民族博物館にも負けず劣らずの博物館。
原色、恋、呪術
島独自のお祭りで使われていた面などはいかにも南国風でシャ-マニズムな雰囲気。
沖縄や南九州の文化は、日光が刺すような日差しが降り注ぐことも原因かもしれませんが、赤や青、黄色などのはっきりした原色を使うことが多いです。
岡本太郎さんも沖縄を訪問し文化や伝統芸能を芸術的視点で旅行にきたり、沖縄文化論として昔の八重山が湿気で蒸し暑い身にまといつく空気の上に人々の生活が存在したことを語り継いでくれています。
限られた資源だが人々のいきいきした生活を思い起こさせてくれる。暑い南の島に自由があり恋があり人の本質に近い生き方。
呪術的な文化も「人間とはなにか?」という問いを考えさせられる。自然と最も近い場所なので精霊や霊魂との繋がりも密だったのかも。
今でも石垣島や西表島の森に入ると、自然のパワー、植物たちの魂を身近に感じれる瞬間があります。そういう時にどこか違う場所にいる魂に少しだけ触れれるような感覚が心を包むこともあります。
そんな自然に対峙する人間。人間同士の心のふれあい。どこか原始的な純粋で情熱的な恋。そんな激しい心の葛藤が似合う島です。
怒り、妬み、愛、畏怖、悲しみが胸のうちで混じりあいながら、お互いに与え、与えられ人々が生活してきた。
そんな歴史はいまでも人々のこころに受け継がれています。
自然が厳しいからこそ、感情も豊かにもなり激しくもなる。
そんな人々の美しい暮らしを感じさせられる場所です。
それじゃあ、楽しく旅してね!
【アクセス】石垣島離島ターミナルから約850m
【路線バス】系統④平得大浜白保経由空港線「博物館前」下車、徒歩1分
【おすすめの時期】5月~9月
【みどころ】南国の気候と人々の暮らし
【滞在時間】約1時間
【営業時間】9時00分~16時30分
月曜、祝日休館
【住所】石垣市登野城4-1
【電話番号】0980-82-4712
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