野底岳の展望台|車で行ける穴場スポット
こんにちは。石垣島ナビです。
石垣島の北部には「野底」という自然豊かな地域。
野底集落の近くには、石垣島で有名な山があります。
それが「野底マーペー」。
8合目付近まで車で行けるので、簡単に登山できるのが特徴です!
野底マーペーの山頂への登山口近くには、車で行ける「野底岳展望台」があります。
「野底岳展望台の特徴は?」
「野底岳展望台からの景色は?」
「野底岳展望台へのアクセスは?」って疑問に、お答えします。
本記事を読むと、
・野底岳展望台の特徴がわかる
・野底岳展望台からの景色がわかる
・野底岳展望台へのアクセスがわかる
石垣島と西表島に5年以上住んでいる、現地ガイドが紹介する「石垣島の生の情報」です。
記事を読んで、石垣島の「野底岳展望台」を知って、遊びに行ってみてください!
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野底岳の展望台|車で行ける穴場スポット
石垣島の北部「野底」「伊野田」近くにある「野底岳」。
地元では、「野底マーペー」という名前で知られています。
山の8合目まで、舗装された道路が通っているので、山頂付近まで、車で行けることで有名な山です。
野底岳は、国立公園にも指定されている地域で、亜熱帯の植物、動物が数多く生息している場所でも有名。
野底岳山頂へつながる道路の近くにも、3m〜5mほどもある大きなシダ植物なども生えています。
まるで、ジャングルのような森林がある山。
森の中は、日陰が多いので、夏の暑い日でも涼しく快適です。
夏になると、リュウキュウアカショウビンや、セマルハコガメ、ヤエヤマオオコウモリなどをよく見かける場所です。
野底岳の山頂付近へ向かうと、伊野田方面の海が綺麗に見えてきます。
車で行ける場所に展望台があり、海、山の景色も楽しむことができます。
双眼鏡を持っていくと、海の中にあるサンゴ、野底岳山頂に登っている人も、くっきりと見える展望台です。
「綺麗な景色は見たいけど、山歩きはちょっと…」
って人におすすめの展望台です。
野底岳展望台の特徴
野底岳展望台の特徴は2つ、
・車で行けて、徒歩0分
・野底岳山頂の景色を見れる
野底岳展望台は、展望台の下まで舗装された道路がつながっているので、車で行くことができる展望台です。
歩かなくてもいいってのが、嬉しいですね!
車で行けて、海、山の景色が楽しめます。
人が少ないので、ゆっくりと休憩してもいい場所。
吹き抜ける風も気持ちいいです。
また、双眼鏡(50倍ぐらい)を持っていくと、野底岳山頂の景色や、眼下に広がる海を綺麗にみることもできる展望台です。
海の水が綺麗なので、海の中にあるサンゴまではっきりとみることができます。
グラディエーション豊かな海を眺めながらお弁当を食べたくなる景色です。
野底岳展望台からの景色
野底岳展望台からの景色を、さらに詳しく説明すると、
野底岳展望台からは、
・海側
・山側
の両方の景色を見ることができます。
海側は、伊野田方面に広がる海を眺めることができる場所です。
標高200m付近から見下ろす海は、絶景!
海の深いところ、浅いところ、サンゴがあるところが、くっきり分かれているのがわかります。
石垣島は島の周りをサンゴに囲まれていて、ぐるっと一周サンゴに守られている島です。
波もサンゴの外側で崩れやすいので、大きな波が入ってきにくい地形。
大きな波がないと、上から見た時に、透き通って見えるようになります。
白波が表面にたたないので、海の底まで綺麗に光が入る。
光が綺麗に入ると、海のグラディエーションも豊かになり、綺麗な景色を楽しむことができます。
石垣島は、特に島の東側の海が綺麗です。
石垣島空港より北側にある「伊野田」「伊原間」「明石」「平野」「平久保」周辺の海の色が抜群に綺麗!
海は、雲があると、綺麗に見えにくい特徴がありますが、そんなのおかまいなしな絶景。
晴れた日は、透明度抜群の水色が見え、曇りの日でも、少し乳白色がかった水色の海。
晴れても、曇っても綺麗な海が見れるのが特徴の地域です。
そんな「伊野田」にある展望台が「野底岳展望台」。
海側の景色は、曇りの日でも、息をのむような景色が楽しめます。
山側の景色は、野底岳山頂の景色を見ることができます。
麓から見ると、尖った大きな山のような野底岳。
ですが、標高200m付近にある展望台から見ると、また違った景色を楽しむことができます。
普通に見ても、「野底岳だっ!」ってわかる形ですが、おすすめは「双眼鏡」で見ること!
展望台に双眼鏡はないので、50倍程度の双眼鏡を持っていくと、景色をさらに楽しむことができます。
実際に30倍で見た写真がこちら、
野底岳は、安山岩からできている山で、昔は活火山でした。
今は、火山活動は行なっていない山なので、安全に楽しむことができます。
火山だった名残が、山頂付近の地形によく見ることができますね。噴火していた時代に飛んできたのか、山頂付近には、大きな石がコロコロと残されています。
さらに倍率を上げて、50倍にしてみると、
山頂付近にいる人まで、くっきりと見ることができます。
野底岳展望台から、さらに山道を車で登っていくと、「野底岳山頂登山口(近道)」と書いた緑の看板があります。
そこから歩いて30分程度で、上の写真で人が立っている山頂まで行くこともできます。
野底岳の登山に関して詳しく知りたい人は、こちらの記事も読んでみてください!
関連記事>>>野底マーペーに登るときに知っておきたい3つのこと
野底岳が「野底マーペー」と呼ばれているのは、昔いたとされる「マーペー」という名前の娘さんの話が残っているからです。
黒島に住んでいたマーペーさんは、琉球王朝のお偉いさんの命令で、石垣島に移住させられます。
黒島にいる恋人と離れ離れになって、悲しくなってしまったマーペーさん。
高い山へ登れば、黒島が見えるんじゃないか?
故郷の黒島を一目見たいという思いで、野底岳に登ります。
登ってみたけど、黒島の方角には、沖縄で一番高い「於茂登岳」が邪魔をして黒島が見えない。
山頂で悲しみのあまり、岩になってしまった。
という伝説が残っている山です。
現在でも、山頂には、マーペーさんの岩が残されていると言われている場所です。
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野底岳展望台へのアクセス
野底岳展望台へのアクセスは、野底マーペーへのアクセスと同じです。
道は一つなんですが、入り口は、2通り、
・東側の「①伊野田方面」
・西側の「②野底方面」
から車で登ることができます。
野底岳展望台は、①の伊野田方面側にある展望台です。
道順を説明すると、
伊野田オートキャンプ場の看板がある道を500mほど北上すると、下の写真の脇道があります。
直線の道路ですが、脇道が細いのでゆっくり走行してください。
左に入る脇道が「野底岳展望台」までつながっている、山道です。
昔は看板が立っていたんですが、台風の影響で飛ばされています。
かなり急な斜面なので、ゆっくりと登っていきましょう!
道なりに登っていくと、野底岳の麓に到着します。
野底岳の麓は、林道のようになっていて、亜熱帯の植物が生い茂っています。
夏になると、リュウキュウアカショウビンが鳴いていたりして、涼しい森です。
西表石垣国立公園にも指定されている場所で、植物、動物がたくさんいます。
石垣島天文台がある「前勢岳」と似たような環境の森です。
夏場には、植物が日差しをさえぎり、木陰が多くなるので、涼しい場所。
5mをゆうに超える、ヒカゲヘゴなども生えており、南国の森気分を味わえる場所です。
さらに山頂付近に登っていくと、途中に大きな岩がゴロゴロと転がっています。
火山活動があった頃に飛んできた岩なのか、微妙なバランスを保って置かれています。
地震でもあったら、転げ落ちそうな岩。
道路脇に、突然現れてきます。
展望台までの道はクネクネとしていて、道が細いので、車でいく人はすれ違いに注意してください。
カーブも多いので、くれぐれも安全運転でお願いします。
野底岳展望台周辺の観光スポット
野底岳展望台周辺の観光スポットは、伊野田方面の「桃里(とうざと)」と逆方面の「野底(のそこ)」があります。
桃里方面は、キャンプ場や、釣りのできる漁港や、海カフェ。
関連記事>>>石垣市「桃里」の<観光名所、おすすめスポット、歴史>
野底方面は、マングローブの茂る川や、海、滝などがある地域です。
関連記事>>>石垣市「野底」の<観光名所、おすすめスポット、歴史>
それじゃあ、楽しく旅してね!
【アクセス】離島ターミナルから約23.5km
【住所】沖縄県石垣市桃里
【おすすめの時期】7月〜10月
【みどころ】伊野田方面の海、野底岳山頂の景色
【滞在時間】約30分
【おすすめ度】★★★☆☆
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