新川<シードー線>石垣島の田園風景をゆっくり散歩できる場所
こんにちは。石垣島ナビです。
石垣島市内を、少し歩くと田園風景が綺麗な場所が広がっています。石垣島の新川周辺はバンナ岳、を見渡すことができる風光明媚な景色。
今回は、「新川のシードー線」について紹介ます。
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目次
新川シードー線
新川シードー線は、新川にある「アラピケー橋(荒引橋)」から、石垣市運動公園へ伸びる、まっすぐな道です。「新川」沿いに伸びる道路で、石垣島の主要な道路の一つです。
車の交通量も多いんですが、シードー線でよく見かけるのは、歩いている人。道路がある反対岸は、遊歩道が作られおり、のんびりと散歩を楽しむことができる道です。
遊歩道の途中には、ヤギが繋がれていたりと、のんびりとした田園風景を楽しむことができる場所です。
新川沿いの遊歩道
石垣島の市街地の近くに流れる川「新川」。石垣島の地名にもなっている場所です。昔から石垣島の人の生活の中心だった川。
新川は、バンナ岳の麓にあります。バンナ岳に降った雨が地下を流れて新川周辺に流れてくる。なので、新川周辺で井戸を掘ると水が出てくる。
周辺を海に囲まれている石垣島では「真水」は貴重なものです。生きるために必要な水。
新川周辺に住んでいた豪族などのお金持ちは、石垣島の人々のために私財を使い井戸を掘り、みんなで使える共同の井戸として解放していたという歴史もある場所です。
沖縄では、持ちつ持たれつで「生きるため」にみんなで協力して生きていた「歴史」があります。みんなで協力しなければ、生き残れなかった時代。「生き方」を感じることができるのが新川です。
今でも、石垣島マラソンのコースになったり、夕方の散歩コースになるなど、市民の憩いの場。
バンナ岳を眺めることができる
新川の遊歩道からは、バンナ岳を眺めることができます。橋の上から見る景色は風光明媚。
天気のいい日はスカッと透き通るような青空が広がって綺麗です。ドキドキするほど綺麗な景色を見ることができます。
歩いていても気持ちいい遊歩道。4月〜5月、9月〜12月の天気がいい日に歩くのをおすすめします。
7月、8月に歩く時は、日よけがないので、帽子、飲み物をしっかりと持って歩いてください。途中に自動販売機とか少ないので、飲み物は忘れずに!
サトウキビ畑が広がる光景
新川沿いにはサトウキビ畑が広がる地域です。石垣島や沖縄に行かなければ見ることはない「サトウキビ畑」。石垣島では、市街地近くにも広大なサトウキビ畑が広がっています。
川沿いにあるサトウキビ畑は、12月〜2月末にサトウキビの収穫が行われます。農家さんがサトウキビを刈りいれする光景を眺めることもできる。
身近で見ることができるサトウキビ。サトウキビは、近くで見るとかなり大きい作物です。台風でも倒れないほど強いサトウキビ。生命力の強さを感じることができる風景です。
ザワワ、ザワワって音楽が聞こえてきそうな素朴な田園風景が広がっています。
あわせて読みたい>>>サトウキビについて
ヤギがいる
新川沿いを歩いていると、たまに、獣臭い臭いが漂ってくることがあります。実は、新川沿いにはヤギが放牧されていることが多いです。草むらでガサガサと大きい音がしたら、だいたいヤギ。
ヤギは草を食べてくれるので、草刈り代わりに飼われたりもしている動物です。オスヤギは近くに寄ると興奮して角で突っついてくるので、角が生えているヤギには近づかない方がいです。
素朴な田園風景にヤギ。市街地にいながら、どこかほんわかとした空気が漂う場所。
自然と街が一体となる景色
川を挟んで、「自然」と「街」が混じり合う場所、それが新川です。上水道や下水道が整備されていない時代は、川沿いに集落が発展したっていう歴史があります。川の水は、生活用水に使うのはもちろん、サトウキビなどの作物を育てる命の水としても使われる。
水が人々に与える影響は大きいです。人々は、作物を作りながらも、住むための家も作った。新川を挟んで「自然」「人」「動物」が一緒に生活していた場所。それが新川。
今でも、その名残があり、街と自然が入り乱れながら融合している光景を見ることができます。
コンクリートが使われるようになってから<自然に負けない強い街>が広がってきましたが、「昔はもっと、自然と人が密接に繋がっていた場所だったんだろうなぁ」と感じることができる光景です。
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新川周辺にある観光スポット
新川周辺には、観光スポットが点在していたりします。
一番近いのが「とうふの比嘉」。ゆし豆腐が有名なお店で、朝6時30分から開店している豆腐屋さん。タクシー運転手もおすすめする朝ごはんスポットです。朝早起きして、新川を散歩しながら食べに行ってみてください!
バンナ公園方面(北)に進むと<ヤギ汁>で有名なヤギ専門店の「一休」、海に抜ける鍾乳洞で有名な「石垣島鍾乳洞」があったりもします。
関連記事>>>ヤギ汁、ヤギそばを食べれるお店【一休】石垣島のヤギ専門店「一休」
荒引橋(アラピケバシ)方面(東)へ行くと、牛汁で有名な「あらかわ食堂」、具志堅用高記念館、八重山平和記念館などに行けます。
関連記事>>>【あらかわ食堂】石垣島で最高の牛汁を食べれるお店。牛汁たべるなら「あらかわ食堂」
あわせて読みたい>>>【具志堅用高記念館】石垣島のスーパースター具志堅用高の名言
市街地方面(南)に行くと、老舗のちょっといいホテル「アートホテル」へ行くことができます。
関連記事>>>【女子旅】みんなで<はしゃげる>ちょっぴりいい宿5選
真栄里方面(西)に行くと、千葉ロッテマリーンズが春季キャンプに使う「石垣市中央運動公園」があったりも。
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石垣島の主要スポットへ繋がっている場所です。
小説「風車祭(カジマヤー)」の舞台
石垣島出身の作家<池上永一>さんが書いた、石垣島を舞台にした小説「風車祭(カジマヤー)」では美しい盲目の幽霊「ピシャーマ」と出会う場所、ギーギーが洗濯している川として描かれています。
「カジマヤー」を読んだ後に訪れると、あたかも小説の世界に入り込んでしまったような体験ができますよ。
関連記事>>>石垣島に旅行に来る前に読んでおきたい本「風車祭(カジマヤー)」
それじゃあ、楽しく旅してね!
【アクセス】離島ターミナルから約2.2km
【おすすめの時期】4月〜5月、9月〜12月
【みどころ】石垣島の田園風景、サトウキビ畑
【滞在時間】約1時間
【おすすめ度】★★★★☆
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