マーミヤかまぼこは石垣島<王道の味>のかまぼこ
こんにちは。石垣島ナビです。
石垣島のかまぼこ屋さんと言えば「金城かまぼこ店」「マーミヤかまぼこ」「かみやーき小かまぼこ店」の3店が有名です。その中でも「マーミヤかまぼこ」は王道の味。
石垣島でも老舗のかまぼこ屋さんです。代々受け継がれている味を守っているかまぼこ屋さん。昔ながらの味を守ると同時に、いろんな「創作かまぼこ」を作ってくれているお店でもあります。
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目次
「マーミヤかまぼこ」
石垣島老舗のかまぼこ屋さん
沖縄本島にも出店
1945年創業のマーミヤかまぼこさん。現在は2代目がお店を引き継いで先代の味を守り続けています。石垣島が本店ですが、現在では沖縄本島(那覇工場&直売店、とまりん店、牧志店)など、沖縄本島にも出店しているかまぼこ店です。
石垣島島内にも新川の本店工場、美崎町の直売店、川平の川平店と3店出店しています。本店工場は新川(桃林寺そば)と、繁華街からちょっと離れた場所にあるので、時間がない人は美崎町にある直売店で買うと時間の短縮になります。
戦後の復興とかまぼこ
以前紹介した「沖縄そば(八重山そば)」もそうでしたが、戦後の復興と同時に「食生活の充実」として「かまぼこ」が発展してきた歴史が石垣島にあります。
大阪の池田では即席麺が開発され、現在のカップラーメンとなりました。戦後の時代、求められていたのは「平和」と「お腹いっぱい食べれる美味しいもの」でした。石垣島は土地柄、魚が豊富に獲れる地域です。魚を使った食べ物が開発されていったのは地域の特色を語る上でも重要な手がかりとなってきます。
関連記事>>><沖縄そばの歴史>沖縄そばのルーツと「本場沖縄そば」に至る物語
地産地消からの出発
地元の人に愛される「100年企業」を目指して作られたマーミヤかもぼこ。開業当時は地元の漁師が釣ってきた魚を買い取り、潰して練り上げ、かまぼこを作っていました。本当の意味での地産地消のかまぼこです。バブル期になると商品も多様化し、人参とゴボウを練り込んだ「タラシ揚げ」。細長くプレーンの「マルグワー」。
地元食材を練り込んだ「アーサかまぼこ」「もずくかまぼこ」「島とうふかまぼこ」など。オリジナル商品として「にんにくかまぼこ」「チーズかまぼこ」なんて商品もあり、石垣島を代表するお土産の一つとして定着しています。
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かまぼこ店を超える企業へ
今後はかまぼこだけではなく、可能性のあるあらゆる事へ挑戦する企業を目指しているようです。伝統的なかまぼこ作りはもちろん、それを軸に弁当事業、飲食事業、多店舗展開へとつなげていく。地元の人に愛される味を引き継いでいくと同時に、地元の雇用も産み出す企業として成長し続けているマーミヤかまぼこ。
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農林水産大臣賞受賞のかまぼこ屋さん
農林水産大臣賞2度受賞
昭和61年と平成13年に「全国かまぼこ品評会」に最高の栄誉「農林水産大臣賞」を受賞しています。二度受賞するのは県内でもマーミヤだけ。味も評価されているかまぼこです。
全国かまぼこ品評会は年1回開催されるかまぼこの品評会です。最高賞の農林水産大臣賞は1年に5〜6品目しか選ばれないので、かまぼこ業界の登竜門とも言える賞です。小説で言えば「直木賞」みたいなもんでしょう。獲るのが難しい賞。
かまぼこに「農林水産大臣賞受賞」と書いてあったら、かなりの確率で「美味しいかまぼこ」だってこと。お近くのスーパー、コンビニなどで探してみてください。簡単に美味しいかまぼこを見分ける目印です。
あわせて読みたい>>>石垣島のかまぼこ<マーミヤかまぼこ>の定番「たらし揚げ」
王道の味
平成13年にマーミヤかまぼこさんが農林水産大臣賞を獲得した商品は「モズクかまぼこ」。石垣島の地元食材「モズク」を練り込んだかまぼこです。プリッとした食感のかまぼこにちょっとヌルッとした食感のモズクが入っている。プチプチとしたモズクの食感、モズクのコクが美味しい商品です。
かまぼこ自体は王道の味。変わり種商品はたくさんありますが、奇抜な味のかまぼこはないです。変わり種商品があるお店は、変に違いを出そうとして「味がちょっと…」って商品があったりもしますが、マーミヤさんは安定した王道の味。
味にもこだわりがありますが、地元の食材を使うってことにもこだわりを持っているかまぼこ屋さんです。島のかまぼこ文化、島の食材からの価値観を作っているかまぼこ屋さんでもあります。
あわせて読みたい>>>石垣島のマーミヤかまぼこ「農林水産大臣賞」受賞のモズクかまぼこ
変わり種かまぼこもあるお店
農林水産大臣賞を受賞した「モズクかまぼこ」意外にも、「タラシ揚げ」「マルグワー」「アーサかまぼこ」「島とうふかまぼこ」「にんにくかまぼこ」「チーズかまぼこ」などの商品があり、種類が豊富です。
黒米のおにぎりをかまぼこで包んだ「おにぎりかまぼこ」なんて商品もあったりします。「おにぎりかまぼこ」は笑っていいとも!で紹介されたかまぼこでもあり、黒米のインパクト大な商品です。
黒米は石垣島を中心とした八重山地域でお祝いの時に食べられるお米です。炊くと黒紫色になり、赤飯の代わりとして食べられています。生産量が少ないので、なかなか手に入らないお米です。
そんな黒米をおにぎりにして、かまぼこで包み込む。なんとも縁起のいい食べ物でもあります。黒米はお祝いの時意外は、生米でしか売っていないので、旅行中に食べるとなると難しい。「一度、黒米の味を試してみたい」とか「黒米食べてみたい!」って人はマーミヤの「おにぎりかまぼこ」を買うといいですよ。
まとめ
地元に密着したかまぼこ屋さん、地元の食材を使ったかまぼこ屋さんが「マーミヤかまぼこ」です。これからも、かまぼこだけでなく「食べる」から石垣島を元気にしてくれる会社であってほしいです。
石垣島、沖縄へ行ったら「マーミヤかまぼこ」の商品を探してみてください。
あわせて読みたい>>>石垣島の<おすすめ>かまぼこ屋さん3選
それじゃあ、楽しく旅してね!
【アクセス】離島ターミナルから約1km
【路線バス】全系統「バスターミナル」下車、徒歩20分
【おすすめの時期】通年
【みどころ】王道の味、桃林寺近くのかまぼこ屋さん
【滞在時間】約30分
【営業時間】6時00分~19時00分
【住所】沖縄県石垣市新川8
【電話番号】0980-82-3363
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