【油味噌】沖縄のご飯のお供!お土産に喜ばれる油味噌7選
こんにちは。石垣島ナビです。
『油味噌(あぶらみそ)』聞いたことがない言葉かもしれませんが、石垣島では馴染みのある言葉です。
和歌山の金山寺みそ、鹿児島の豚みそは有名ですよね。
そんなご飯のお供になる味付けみそ。
沖縄では「油みそ」が親しまれています。
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油みそ(あぶらみそ)
油味噌沖縄の家庭の味
暖かいご飯にのせて食べたり、おにぎりの具材にしたりする油みそ。
種類も豊富で、色々なフレーバーを入れて作ることもあります。
「しょうが」「島とうがらし」「ピパーチ(島コショウ)」などが一般的なフレーバー。
もともとは、各家庭で作られていた保存食だったので、家庭の味、お母さん(アンマー)の味があります。
市販しているものでも、結構、いろんな人が作っているので食べ比べをしてみるのもありですね!
大泊食品の油みそ「あんまぁーのアンダーミシュ」
石垣島でイチオシの油みそが「あんまぁーのアンダーミシュ」です。
「あんまぁー」は「アンマー」で「お母さん」という意味。
「アンダー」が「あぶら」で「ミシュ」が「みそ」。
つまり「おふくろの味の油みそ」というものです。
3代続く『油みそ』で、おばあから娘さん、お孫さんへと受け継がれている油みそです。
添加物を一切使わず、秘伝のレシピで作られる油みそは、甘みがあり、ごまのプチプチ感、しいたけの食感、麹の風味が活きた「みそ」です。
みずみずしい野菜につけて食べてみて!
ご飯にのっけてでも美味しいですが、おすすめは、もぎたてのきゅうりにつけて食べること。
油みそ自体が甘めの味噌なので、甘いご飯ではなく、フレッシュなみずみずしい野菜と一緒に食べたくなる油みそです。
『トマトを一口かじって、油みそをのせて2口目をかじる』なんて、考えただけでも美味しいです。
みその甘みと野菜のみずみずしさがうまく調和していき、絶品料理に仕上がります。
油みそにオリーブオイルを混ぜて、酢を入れて酸味を足し、ドレッシングにしても絶対美味しい!
色々と料理にもアレンジできるみそです。
長命草パイン風味
あんまぁーのアンダーミシュもフレーバーが色々あります。
今回買ったのは「長命草パインみそ」です。
「なぜ、長命草とパインを混ぜようと思ったの?」と聞きたくなりますが、これが美味しい。
パインの甘みと長命草の風味がみそに混じっていて、油みその味を引き立ててくれています。
長命草は沖縄で食べられてる薬草です。
石垣島でも結構、道端に生えている植物。
葉っぱを食べ、「1枚食べれば1年寿命が伸びる」とも言われている栄養たっぷりの食材。
昔から薬草として食べられていましたが、近年では、ポリフェノールが多く、栄養のバランスがとれている植物として有名になってきました。
石垣島のスーパーでも1袋100円ぐらいで売っていて、40枚〜50枚ぐらい入っています。
「100円で50年寿命が伸びるのかぁ」なんてね。
関連記事>>>長命草(ボタンボウフウ)の効果
草っぽいですが甘味があり、食べてみると美味しいです。食べたことがない方は、食べてみることをおすすめします!
石垣島で買える油みそ
石垣島には、今回紹介した「あんまぁーのアンダーミシュ(大泊食品)」以外にも数多くの種類の油みそを買うことができます。
お土産屋さんで買える油みその一部を紹介します。
島豚ゴロゴロ(ゴーヤカンパニー)
石垣島三元豚を、惜しみなくゴロゴロ大きめにカットして入れている油みそ。
もろみ液、黒糖入り。
「むらおこし特産品コンテスト」で『全国商工会連合会長賞』を受賞している商品です。
ぴにおんの豚肉あぶら味噌(ぴにおん)
石垣島産もろみ豚を使っている油みそです。
フレーバーが数種類あります。
上の写真の商品は「しょうが入り」。
油味噌(さと家)
国産大豆使用の手造りみそを使った油みそ。
ズシッとした重さを感じ、たくさん入っててお得です。
「祖母から母へ、母から私へのこだわり味噌」と代々受け継がれている味。
手造りおばあのアンダンスゥー(三和ヘルシー加工所)
真空パックに入れて売られている無添加の油味噌です。
開封するまでは、冷暗所保管でOK。
島のおばあたちが作った手造りの味。
石垣島限定「おかずあぶらみそ」(かりゆし)
「しょうが入り」「島とうがらし入り」など、種類が多い油みそです。
石垣市特産品販売センターでは、3つまとめて買うとお得になります。
薄くて軽いので、持ち帰りやすいのも嬉しいですね。
ヘルシーあんだみそ(まるは食品)
ごま入りの手作りの油みそ。
大泊食品の油みそのように、家庭の味が楽しめるアンダンスーです。
石垣島のスーパー・商店の各店で見かける、石垣島の定番の味。
油みそのおにぎり
沖縄のコンビニでは、油みそのおにぎりを買うこともできます。
石垣島では「ファミリーマート」で『油みそ』おにぎりが買えます。
普通の三角のおにぎりは『油みそ』のみ、ポーク玉子おにぎりの『油みそ』はスパム・玉子と一緒に食べれる油みそ味。
沖縄限定の商品です。
お土産に買う前に、おにぎりでご飯との相性を確かめることもできます。
コンビニへ行った時は、探してみてください。
関連記事>>>油みそは「おにぎり」!ファミマの『油みそおにぎり』食べてみた!
「油みそ」が買える場所
油みそが買えるのは、
・お土産屋
・スーパー
一般的に家庭でも食べるので、スーパーにも置いてあります。
ですが、持ち帰りには、お土産屋で売っている『真空パック』や『瓶詰め』されている油みそをおすすめします。
理由は、持ち運びしやすいから。
ここからは、具体的なお店も紹介します。
ゆらてぃく市場
ゆらてぃく市場で買える油みそは、
・あんまぁーのアンダーミシュ(大泊食品)
・手造りおばあのアンダンスゥー(三和ヘルシー加工所)
・油味噌(さと家)
JAのファーマーズマーケットで、農作物など新鮮な食材が手に入る「道の駅」みたいな場所。
加工品もたくさん売っています。
関連記事>>>【まとめ】ゆらてぃく市場で買えるお土産一覧
【アクセス】石垣島離島ターミナルから約650m
【営業時間】9時00分~19時00分
【住所】石垣市新栄町1-2
【電話番号】0980-88-5300
食べ物系のお土産を買うなら、ぜひ「ゆらてぃく市場」に寄ってください。
お土産を買う時間が、だいぶ短縮されるので、観光したい場所に行く時間ができます。
観光も楽しみたいけど、お土産もしっかり買いたいという人は、ぜひ!
石垣市特産品販売センター
石垣市特産品販売センターで買える油みそは、
・【お土産用瓶詰め】あんまぁーのアンダーミシュ(大泊食品)
・手造りおばあのアンダンスゥー(三和ヘルシー加工所)
・島豚ゴロゴロ(ゴーヤカンパニー)
・石垣島限定「おかずぶたみそ」(かりゆし)
・ぴにおんの豚肉あぶら味噌(ぴにおん)
・ヘルシーあんだみそ(まるは食品)
あぶらみその種類が多いのが特徴のお土産屋さんです。
お店の場所は、『ユーグレナモール』の中心にある【公設市場2階】にあります。
油みその他にも、石垣島中の加工食品が集まっているので、歩いているだけで楽しい場所。
ぜひ、寄ってみてください!
関連記事>>>「石垣市特産品販売センター」へ行ってみた!
【アクセス】離島ターミナルから約600m
【営業時間】10時00分~19時00分
【住所】沖縄県石垣市大川208
【電話番号】0980-88-8633
油みその通販
石垣島の油みそは、通販で買うこともできます。
買い逃してしまった人、売り切れで買えなかった人、リピートしたい人は、通販での購入もおすすめです。
「島豚ゴロゴロ」は『Amazon』で買えるので、お取り寄せしてみてはどうでしょうか?
唐辛子フレーバーも売っています。ピリ辛が好きな人はこちら。
「ぬちぐすい」と食文化
沖縄では色々な薬草が食べられており『ぬちぐすい』という言葉があるぐらい、食べ物に敏感な文化がありました。
『ぬちぐすい』とは「ぬち」が「いのち」、「ぐすい」が「くすり」で「命の薬」つまり「健康長寿の薬」という意味です。
最近では、食の欧米化が進んでいますが、昔は家の近くの自然で取れる薬草なども一般的に食べられており、「健康は食事から」を体現していた文化があります。
今でも、受け継がれている、昔からの食文化。
匂いが強いお肉の臭い消しに「よもぎ(方言ではフーチバー)」が使われていたりもします。
このフーチバーもポリフェノールやビタミンを多く含んでおり、香りだけでなく、栄養の面でもお肉に足りない栄養素を補ってくれる役割も果たしています。
科学的にも、実に理にかなった食べ方なんです。
食べ伝えられていく伝統
昔の人は栄養成分まで考えていなかったとは思いますが、経験則からどういう症状にはどの食べ物がいいのか、怪我にはどの植物が効くのかなどを知っていたのでしょう。
経験から自然を利用する知恵、今でいう栄養学や医学に通ずる知恵を獲得していたなんて、頼もしいなと感じます。
昔からある薬草がこういう油みそにも練り込まれ、食べ続けられている奇跡に感謝しながら、食べ伝えて活きたいです。
みなさんも、沖縄の「ぬちぐすい」。油みそを試してみてください!
それじゃあ、楽しく旅してね!
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