【運転注意!】イリオモテヤマネコの交通事故が多い場所
こんにちは。石垣島ナビです。
本記事では、
「イリオモテヤマネコの事故はどこで起きるの?」
「イリオモテヤマネコが轢かれやすい場所は、どこ?」って質問にお答えします。
本記事を読むと、
POINT・イリオモテヤマネコの事故についてわかる
・イリオモテヤマネコが轢かれやすい場所わかる
について、知ることができます。
西表島に5年間住んでいた、カヌーガイドが紹介する「西表島のガイド目線の情報」です。
イリオモテヤマネコを知って、さらに西表島観光を楽しんでください!
目次
【運転注意!】イリオモテヤマネコの交通事故が多い場所
結論からいうと、事故多発地帯は、
・高那〜ユツン川周辺・上原港周辺
・浦内川〜白浜周辺
・クーラ川周辺
直線道路、急カーブのポイントなどでイリオモテヤマネコの交通事故が報告されています。
2019年も11月末日で3頭のイリオモテヤマネコが事故で亡くなっています。
イリオモテヤマネコは、1965年に発見されたヤマネコで、東南アジアのベンガルヤマネコの亜種と言われているヤマネコです。
西表島にしか生息しないのが「イリオモテヤマネコ」です。
西表島に100頭前後生息するイリオモテヤマネコですが、現在、交通事故にあうことが多く、数が年々減少していく傾向にあると言われています。
西表島にしか住んでいない生き物なので、西表島に生息するヤマネコが減少すると、絶滅の恐れもあります。
関連記事>>>イリオモテヤマネコ徹底解説!特徴・生態・生息数を調べてみた
イリオモテヤマネコの交通事故
イリオモテヤマネコの交通事故は年に2件〜9件の報告があります。2013年以降、事故件数はどんどん増えてきており、3件〜9件の間をウロウロとしている状態です。
2018年には、過去最悪の件数、9件を記録してしまいました。
2019年も11月末日時点で3件の事故で、イリオモテヤマネコが亡くなっています。
イリオモテヤマネコが交通事故に遭いやすい場所
イリオモテヤマネコが事故に遭いやすい場所は「道路」です。
道路は、ヤマネコの餌となる「トカゲ」「カエル」「ネズミ」「コウモリ」「鳥」などの動物が出てきやすい場所です。
餌を探しにきたヤマネコが、道路で動物を食べている最中に轢かれてしまうようです。
轢かれても、すぐに獣医を呼べば、助かるかもしれませんが、発見されるのは大抵、翌朝。
「ヤマネコ緊急ダイヤル」などの24時間体制の制度を作ってはいますが、機能していないのが現状です。特に、近年では、幼獣、母親のヤマネコが轢かれることが多くなっています。
お腹の中に子供を身ごもったヤマネコが轢かれてしまったりと、痛ましい事故も発生しています。
イリオモテヤマネコの交通事故に遭遇した場合
具体的に道路のどこで、事故にあってしまうかというと、
・高那〜ユツン川周辺・上原港周辺
・浦内川〜白浜周辺
・クーラ川周辺
などの地域です。
地図で示してみると、
西表島の北側で多いことがわかります。
特に、直線道路が多い場所での事故が多く発生しているようです。
ヤマネコは草むらから飛び出してくることもあります。
急ブレーキをかけても停まれないこともありますが、過去の事故件数と比べると、2倍以上に増えています。
スピード、ブレーキなどに、何かしらの原因があるようです。
翌朝、事故にあった個体が見つかることからも、夜に轢かれているのではないかと考えられます。
西表島を車で走るときに気をつけること
西表島の道路は、
・街灯が少ない・直線も多いが、カーブも多い
・植物が道路まで出ている場所がある
という特徴があるので、動物の急な飛び出しに注意してください。
イリオモテヤマネコの交通事故以上に多いのが、「鳥」の交通事故。「シロハラクイナ」などの鳥が多く轢かれています。
鳥が轢かれると、それを食べに、ヤマネコが山から降りてくるので、さらなる事故に発展しやすくなります。
西表島では、野生生物との交通事故には、特に気をつけてください。
西表島では、交通ルールが特殊です。
・公道の制限速度は時速40km
・集落内(民家がある場所)では時速30km制限
など、厳しいルールが設けられています。
1頭でも多くのイリオモテヤマネコが平和に生活できる社会を作るのは、私たち人間です。
西表島をレンタカーで移動する場合は、制限速度を守り、安全運転を心がけましょう!
それじゃあ、楽しく旅してね!
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