サトウキビの収穫方法
こんにちは。石垣島ナビです。
水が豊富で、日当たりもいい石垣島では、サトウキビが大規模に栽培されています。
毎年、1月ぐらいになるとサトウキビの収穫が始まります。3月ぐらいまで続くんですが、サトウキビは冬の間に収穫されるって知ってました?
今回は「サトウキビの収穫方法」について紹介します。
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目次
「サトウキビの収穫方法」
収穫は手作業
基本の3ステップ
サトウキビの収穫は3ステップで行われます。
1、サトウキビの根元を刈る
2、茎に巻きついた葉を鎌でとる
3、サトウキビの先端を落とす
かなりの重労働
収穫は基本的に人力で行います。手作業。
茎は細いんですが、固い。
斧みたいな道具で切り倒し、枯葉を取り除いた後で、先端を鎌で切り落とす。切り落とした先端部分は苗として使われます。
刈り倒していると、段々とハイになってきて、「鎌でも茎を枯れるんじゃね?」なんて思っちゃいますが、鎌で茎を刈ろうとすると、鎌の刃が折れます。
危険なので、サトウキビの茎を刈る時は手斧のような道具でしっかりと刈りましょう。
ハブに注意!
石垣島は日差しが強いので、帽子を被って、水分補給することも大事です。
サトウキビ収穫体験などの体験をする時は、日焼けにきをつけて、薄手の長袖、帽子、タオル、長ズボン、できれば長靴と言った完全防備で挑んでください。
たまに、サトウキビ畑で「ハブに噛まれた」なんて噂も耳にするので、足元はしっかりとガードしておきましょう。
関連記事>>>【石垣島の動物】石垣島のハブは「サキシマハブ」という種類のハブ
サトウキビを倒す?とは
農家さんの間ではサトウキビの収穫のことを「サトウキビを倒す」と言います。たまに、「サトウキビ倒しにこんか?」と誘われるんですが、これは「サトウキビの収穫、手伝ってくれないか?」という意味です。
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運搬はトラック
茎を集めておいて、後で運送会社さんの大きなトラックで運ぶ。小規模な農家さんは自分の軽トラで運んだりもしますが、基本トラック。トラックにはクレーンが搭載されており、短時間で大量に積むことができます。
完全機械化はまだ
最近では、ハーベスターという収穫機が導入されはじめていますが、ハーベスターはサトウキビの先端部分だけを刈ってくれる機械。茎は斧で切り倒さなくてはならないので、今の所、人力で収穫されています。
海外の大規模な農場では、大型収穫機が使われている場所もありますが、日本では、まだ手作業での収穫です。
収穫体験もできる
石垣島でも「サトウキビの収穫体験」ができます。川平観光農園さんで開催されています。3名以上からの受付なので、大人数で行った時にぜひ。自分で収穫したサトウキビを齧ったり、ジュースにしたりもできますよ。
詳しくは「川平観光農園」さんの申し込みページへどうぞ!
主要幹線道路に落ちてるかも
運送の際に大きなトラックを使うので、たまに道路にサトウキビをコロンと落としちゃったりもします。大きな道路を散歩していると落ちていることもあるので、触ってみてください。
だいたい長時間放置されているので、乾燥していたり、車のタイヤで潰されちゃったりしていますが、質感ぐらいは体験できます。
竹のように硬いです。端は尖っているので、振り回したりはしないでくださいね。
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石垣島物産センター
サトウキビジュースが飲めるお店
収穫体験をしなくても、サトウキビジュースを飲める場所もあります。石垣島の西部にある「観音崎」「唐人墓」近くにある【物産センター石垣島】で買うことができます。
目の前でサトウキビを搾ってくれるので、搾り立て新鮮なサトウキビジュースを飲むことができます。
本州では、なかなか飲む機会がないサトウキビジュース。石垣島に行く際には、一度体験してみてはいかがでしょうか?
関連記事>>>【物産センター石垣島】搾りたて生搾り「さとうきびジュース」が飲めるお店
手作り黒糖も買える
サトウキビジュースが飲める「物産センター石垣島」では手作り黒糖を買うこともできます。石垣島の大規模な製糖工場で作っている黒糖ではなく、物産センターに併設されている工房で手作りしている黒糖です。
琥珀色した美しい黒糖は、砂糖というより、お菓子のような感覚で食べれる黒糖です。石垣島で買える黒糖で、一番美味しいんじゃないかと思える味。一度、食べてみてください。クセになる味です。
関連記事>>>【石垣島のお土産】石垣島で黒糖選ぶなら「石垣名産手作り黒糖菓子」
まとめ
石垣島でサトウキビの収穫が行われるのは1月〜3月にかけてです。収穫は冬の時期。
製糖工場が稼働するのも1月〜3月だけで、それ以外の夏場はお休みしています。冬の時期になると、製糖工場の周りはお菓子屋さんにきたような「甘い香り」が漂っています。
サトウキビの収穫体験ができるのも、この時期。収穫したサトウキビを齧ったり、サトウキビジュースを作ったりする体験ができます。お子さんでも参加OKなので、ちょっとした経験にいいかもしれませんね。
体験では、本格的に刈る訳ではありませんが、刃物を使ったり、ハブが出る可能性もあるので、服装はしっかりした服装で行ってください。
それじゃあ、楽しく旅してね!
【おすすめの時期】1月〜3月
【みどころ】一面のサトウキビ畑、収穫体験
【滞在時間】約2時間(収穫体験する場合)
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