長命草(ボタンボウフウ)の効果
こんにちは。石垣島ナビです。
沖縄では<ぬちぐすい(命のハーブ)>と言ってハーブを食べる習慣があります。心身ともに整える文化として昔から受け継がれている習慣。沖縄のハーブの中に「長命草(ちょうめいぐさ)」と呼ばれ親しまれている<ボタンボウフウ>。
今回は「長命草<ボタンボウフウ>」について紹介します。
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目次
長命草(ボタンボウフウ)の効果
長命草の効果
主な効果は咳、風邪による熱、神経痛に効果があると言われています。
咳、気管支喘息、百日熱、肺病、風邪による熱、神経痛、リウマチ、滋養強壮、魚中毒の予防に効果があるハーブ。
咳、気管支喘息、百日熱、肺病には全草を煮て食べるのが効果的で、風邪による熱には全草を煮て食べる、または根を煎じて服用するのが効果的。神経痛、リウマチには全草を煮て食べる、根を煎じて服用する、葉をつついて汁を飲むのが効果的。滋養強壮には全草を煮て食べる、根を煎じて服用するが効果的。魚中毒の予防には、若い葉を刺身のツマにして食べるが効果的です。
【全草を煮て食べる】咳、気管支喘息、百日熱、肺病、風邪による熱、神経痛、リウマチ、滋養強壮
【根を煎じてお茶がわりに飲む】咳、気管支喘息、風邪による熱、神経痛、リウマチ、滋養強壮
【葉をつついて汁を飲む】神経痛、リウマチ
【若い葉を食べる】魚中毒の予防
※効果、効能は一般的に言われているもので、必ず効果があるものではありません。また、人によっては身体に合わない場合もありますので、食べる際はお気をつけください。合わない場合はすぐに食べるのをやめてください。
長命草とは
別名、サクナ(沖縄本島、久米島)、ウプバーザフナ(宮古島)、チョーミーフサ(石垣島)、チョーミーグサ、ちょうめいそうと呼ばれる植物です。
セリ科、カワラボウフウ属の植物です。昔から「1枚食べれば、1年長生きできる」と言われてきた植物で、栄養分豊富なことで知られてきました。また、魚中毒を予防してくれることから、刺身のツマとしても食べられてきた歴史のある植物です。
昔は、野生のものを摘んできてヤギ汁に入れて食べたりもしていました。
近年では、「奇跡の植物」と言われ、資生堂さんから、タブレット、青汁、ドリンクなども売られ注目されています。
長命草の特徴
栄養価が高い植物で、パワーベジタブルとも呼ばれています。
草丈は30cm〜1mの多年草で、茎は直立で盛んに枝分かれしています。茎の先には厚みのある白味がかった葉。葉は長さ3〜6cmの小葉3枚で1セット。それぞれの小葉はクローバーのように3つに裂けています。花は複散形花序で、細かい白い花がまとまって咲きます。
江戸時代には根は人参の代用とされ、御赦免人参、牡丹人参などと呼ばれていました。
また、風邪を防ぐ効果がある漢方の「防風(ボウフウ)」の代用とされ、五島防風、木防風、けずり防風などと呼ばれ、重宝されてきました。
栄養成分
ビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富にバランスよく含んでいる植物です。長命草を食べると、美容に必要な栄養を偏りなくバランスよく摂ることができるので、大変便利な植物です。
食物繊維はキャベツの5倍以上、ビタミンAはかぼちゃの1.6倍、カルシウムは牛乳の4倍、鉄分はプルーンの6倍。それぞれの栄養素で代表的な食べ物をはるかに凌ぐ数値。
まさに、スーパーフードと言ってもいいほど、栄養豊富な食べ物です。
ポリフェノール豊富
ポリフェノールも100gの長命草中に400mg前後含まれています。ポリフェノールで有名なワインが250〜450mgなのでワイン並みのポリフェノールが含まれていることになります。
ワインにはアルコールが入っているので、大量に飲むことはできません。しかし、長命草にはアルコールが含まれていませんので、アルコールがダメな方でも安心。より身体に優しい食べ物です。
ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富でなおかつ、ポリフェノールも豊富。栄養素を補ってくれるだけじゃなくて、抗酸化力もある植物なので、女性におすすめの植物です。
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長命草の生育場所
海辺の岩石地、砂地などに自生します。近年では、庭先や家庭菜園などでの栽培もされている植物です。
長命草のレシピ
新芽や若い葉は、そのまま食べることができます。刺身のツマにするとサッパリと食べることができ、魚中毒の予防にもなります。エグミなどは無いので、サラダなどに加えても美味しく食べれます。
熱湯でサッと塩茹でして、おひたし、和え物にもピッタリです。ゴマ和えにすると、ゴマの油分、セサミンなどの栄養素も同時に摂ることができ、より栄養豊富になります。長命草に含まれるビタミンAは「脂溶性ビタミン」と言って、油に溶けやすい性質があるので、油と一緒に食べると、吸収が良くなります。
サラダで食べる時もオイル系のドレッシングをかけるか、エゴマ油、アマニ油などオメガ3脂肪酸を含んだ油をスプーン1杯分かけて食べると、より健康的に栄養を吸収できるようになりますよ!
炒め物にすると、少しピリッとした食感と爽やかな香りが出るので、料理のアクセントとしても使えます。
お肉、魚と一緒に煮て食べると、気管支系の病気や風の予防、滋養強壮に効果があるので、煮込み料理にも最適です。
長命草が使われている食品
石垣島では、長命草が使われている食品を数多く買うことができます。JAのファーマーズマーケット「ゆらてぃく市場」では、長命草の葉が野菜として売られていたり、長命草を加えた食品を多数、見つけることができます。
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石垣島では、長命草は家庭で手軽に食べれるハーブ、野菜として昔から親しまれているので、日常的に食べる習慣として根付いています。
食品のパッケージに「長命草入り」って書かれているものには「ビタミン、ミネラル、ポリフェノール」が多いんだなって覚えておいてください!
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それじゃあ、楽しく旅してね!
【おすすめの時期】通年
【みどころ】沖縄のハーブで身体を癒して!
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