沖縄UCC「霧の紅茶<ミルクティー>」の味、特徴
こんにちは。石垣島ナビです。
「霧の紅茶」って聞いたことあります?沖縄出身の人、沖縄に住んでいたことがある人なら、ほぼ知っている「霧の紅茶」。有名なキリンの「午後の紅茶」に寄せてるんじゃないかとどうしても考えちゃう商品。沖縄限定の「おきなわんドリンク」です。
今回は、沖縄UCCの「霧の紅茶<ミルクティー>を紹介します。
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「霧の紅茶<ミルクティー>」
どうしても、ネーミングが気になってしまう霧の紅茶ですが、以外に歴史のある商品なんです。バブル期には本州でも買うことができた「霧の紅茶」。霧の紅茶はキリンの「午後の紅茶」と並んで日本の紅茶飲料の歴史をリードしてきた商品だったんです。
1990年代に大人だった人は「懐かしいなぁ」なんて思うそうですが、自分は子供だったので、残念ながら知りませんでした。
知らない人には<斬新なデザイン>に見える霧の紅茶。沖縄では、まだまだ現役で活躍している紅茶です。
関連記事>>>【霧の紅茶シリーズ】沖縄で買える<霧の紅茶>の種類と歴史
霧の紅茶<ミルクティー>の特徴
霧の紅茶の特徴は、サッパリした味が特徴のミルクティーです。冷やして飲むとミルク感をあまり感じることなく、スルスルと飲むことができます。
味
サッパリと薄めな味です。冷やして飲むと紅茶、ミルクの味がほとんどしないような感じです。ミルク感がなく、コーヒーフレッシュを入れたようなサッパリ感があります。
全体的に薄めの味付けですが、暑く湿度が高い沖縄で飲むと、この薄さが逆に「サッパリ、ヒンヤリ」と爽快に飲むことができます。「霧の紅茶」が沖縄で人気になったのも、沖縄の気候が一因なのかもしれませんね。
パッケージ
霧の紅茶<ミルクティー>のパッケージはブルーを基調にしたデザインです。涼しげなミルクティーが表面に描かれており、夏に飲みたくなるパッケージです。
発売当初(1990年)はオレンジ、93年は青、95年は紫、96年は紫、98年は青、99年は紫。とイメージカラーを変えながら販売されてきたミルクティーですが、最近では青に落ち着いたようです。
紫より、青の方がサッパリしてそうで飲み物として選ぶなら青の方が美味しそうです。
霧の紅茶の缶は、パッケージ容量が500mlではなく480mlだったり、本州のサイズとは違った内容になっています。最近ではペットボトルが主流になってきたので、缶のパッケージは見かけることが少ないですが、缶パッケージの容量からも沖縄の歴史を伺うことができます。
容量ですが500mlではなく「480ml」です。アメリカ文化の影響が残っているものだと考えられます。沖縄はローカルドリンクの宝庫で、沖縄でしか見かけない商品が多く販売されています。
「おきなわんドリンク」とも呼ばれ、親しまれてますが、その背景には、アメリカ文化の影響や、1972年の本土復帰後、日本国内メーカーの上陸など、さまざまな要因が混ざって形成された歴史があります。
使う単位が違うので、アメリカの規格と日本の規格が混ざって存在しています。容量が480mlなのは「ガロン規格」で、アメリカ文化の影響。
沖縄では紙パックのドリンクも容量が500ml、1000mlではなく、473ml、946mlと中途半端な容量で売られているものが多いです。それはアメリカでは飲料が「ガロン表示」で売られることに由来しています。アメリカのルールが沖縄でも適応され、そのルールがまだ残っている影響です。詳しくはこちらの記事を読んでみてください。
関連記事>>>沖縄の紙パックは「1L」ではなく「946mL」の理由
「霧の紅茶」の缶は、沖縄の歴史が詰まっているパッケージです。現在はペットボトルが主流になってきているので、容量の違いのような、歴史が詰まった商品が少なくなってきています。
食べ物、飲み物は人間の生活に欠かせないもの。生活に必要なものに、歴史が詰まっていることの大切さを感じます。
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おすすめの飲み方
おすすめの食べ方はパンと一緒に食べることです。味がサッパリしているので、しっとりめな甘みが強いパンとの相性が抜群です。沖縄で有名な「ゼブラパン」などと食べるとピーナッツクリームの油ぽさをサッパリな紅茶が洗い流してくれるので、ますます美味しく食べることができます。
あわせて読みたい>>>「ゼブラパン」のカロリーが凄い理由とダイエット中の食べ方
まとめ
沖縄の気候に合った、サッパリ味のミルクティーです。ミルク感は少ないので、濃いミルクを感じたい人は「ゲンキカフェ」などの商品をおすすめします。ゲンキカフェは紅茶ではなく、コーヒー飲料ですが、ミルク感たっぷりなドリンクです。
濃い味のパンと一緒に食べると、口の中がサッパリして清々しく飲めます。
また、霧の紅茶のパッケージからは沖縄の歴史が垣間見れるなど、歴史的価値もあるドリンクです。これからも後世に語り継いでいきたい歴史を感じます。
「霧の紅茶<ミルクティー>」が買える場所
「霧の紅茶」は沖縄UCCの自動販売機、スーパーで買うことができます。マックスバリュにも置いてあるので、自動販売機が見つからない人はマックスバリュで買ってください。
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それじゃあ、楽しく旅してね!
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