【西表島産の沖縄黒糖】西表島の農家さんに聞いてみた!
こんにちは。石垣島ナビです。
沖縄には広大なサトウキビ畑が広がっています。沖縄は日本有数の黒糖の産地です。そんな沖縄の黒糖ですが、意外に知られていない事実があります。
それは「産地によって味が違う」ってこと。沖縄には、それぞれの島に製糖工場があります。同じ「黒糖」ですが、島ごとに味が変わってくるんです。
今回紹介するのは「西表島産の沖縄黒糖」西表島島内ではもちろんのこと、石垣島でも買うことができるので、味、買える場所なんかを紹介していきます。
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目次
「西表島産 沖縄黒糖」
産地によって味が違う
製糖工場が各島にある
沖縄の島々には、ほぼ各島と言っていいほど製糖工場があります。製糖工場は市町村で運営しているところが多いので、小さい島にもあるんです。
石垣島周辺だと、石垣島、西表島、小浜島、波照間島、与那国島に製糖工場があり、島で栽培されたサトウキビを黒糖に加工して出荷しています。石垣島の製糖工場だけ大規模なものなので、黒糖の作り方は違いますが、他の島の工場は作り方が一緒です。
でも、島ごとに味が変わってきてしまうんです。
なんで味が違うのかわからなかったので、サトウキビ農家さんにお話をうかがってみました。
なぜ味が違うの?
サトウキビ農家さんのお話では「島ごとにサトウキビの品種が違うから」だそうです。生産者によって使う品種が違ってくるので、味の違いが出てきます。
「サトウキビって品種あったんだ?」初耳でした。確かにお米も品種が違うと、味や食感が違う。そのような違いがサトウキビにもあるようです。
島の土質と相性がいい品種を選ぶことが重要なようです。
西表島産の黒糖
<味>
西表島産の黒糖の特徴は、何と言っても、味が一番印象的です。口に入れた瞬間にわかる甘み。甘さにコクがあり、黒蜜をなめているような感じの濃厚さ。
黒糖は結構、クセが強い砂糖ですが、西表島の黒糖はクセが少なく、サッパリと食べれる黒糖です。苦味がなく、エグみもない。香りは黒糖ですが、三温糖のような砂糖に近いサッパリさがあります。
<食感>
食感は柔らかな黒糖です。口の中に入れた瞬間にホロホロと崩れる。柔らかい黒糖なので、甘みがダイレクトに優しく、舌に伝わってくる。
黒糖って硬いものが多いんですが、西表島産は柔らかく仕上げられています。少し水分を含ませると、チョコレートを食べている気分になる黒糖です。
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<特徴>
煮込み料理にもあう
クセがない黒糖なので、料理に使ってもいい黒糖です。「黒糖って、お土産で買って帰るけど、いつも余っちゃうのよねぇ」って方は、料理に黒糖を使ってみてください。
おすすめは煮込み料理。肉じゃがなどの煮込む料理に砂糖の代わりに黒糖を入れてみる。玉ねぎが入っている煮込み料理なら、なおさら相性がいい。
ポイントは黒糖を入れた後は煮込み過ぎないこと。例えば肉じゃがだったら、最初水で煮て、醤油・みりんを投入。そのまま柔らかくなるまで煮る。煮込み終わる10分ぐらい前。最後の最後で黒糖を入れ、塩で味を整える。
って作り方をすると、黒糖のコクが効いた美味しい肉じゃがができますよ。
デザートにも使える
もう一つの特徴は、西表島産の黒糖、実は「とらや」の羊羹の材料としても使われています。黒糖羊羹「おもかげ」って商品なんですが、羊羹にもコクが出て美味しく仕上がっています。
「とらや」の羊羹「おもかげ」をもらったら、箱も注意書きをチェックしてみてください。「西表島産の黒糖を使用しています」との注意書きを見つけることができます。
羊羹にあうので、デザート用として使ってもいい黒糖です。お湯で溶かすと、すぐ溶ける。溶けた黒糖湯を冷蔵庫で冷やし、シロップとして食べても美味しいです。
西表島の子供達は、夏になるとシロップを作り、かき氷にかけて食べます。シロップはそのままでもいいですが、少し生姜を効かせてアレンジしてもいいですね。生姜の香りをつけると爽やかな感じになってきて、暑い夏にちょうどいい。
かき氷にかけるのもいいけど、黒糖シロップに蜂蜜をちょっと混ぜてヨーグルトにかけて食べてもいいし、黒糖シロップを小麦粉の生地に混ぜ込んで、黒糖蒸しパンを作ってもいい。
料理のアレンジの幅が広がっていく材料ですね。
西表島黒糖の買える場所
西表島黒糖、昔は西表島でしか買えない黒糖でしたが、最近、石垣島でも取り扱うようになりました。石垣島で買う場合は一番簡単に買うことができるのが「ファミリーマート」コンビニです。
最初コンビニで見かけたときはビックリしましたが、100gで200円と食べきりサイズの黒糖が買えます。
他の場所はお土産やさん。西表島の黒糖だけじゃなく、小浜島、波照間島、与那国島、多良間島、粟国島、伊江島、伊平屋島の8島の黒糖が入った「八島黒糖(はちしまこくとう)」というそれぞれの島の黒糖を食べ比べできる商品も売られていたりします。八島黒糖は800円前後で売られているので、こちらもお手軽に食べ比べすることができます。
お気に入りの黒糖がわかれば、大きいパックや、金塊のような塊の黒糖も売っているので、そちらも購入してみてください。
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それじゃあ、楽しく旅してね!
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