春ウコンと秋ウコンの違いは?
こんにちは。石垣島ナビです。
「ウコンのちから」で有名なウコンですが、ウコンには「春ウコン」と「秋ウコン」って2種類あるって知ってました?
今回は「春ウコンと秋ウコンの違い」を紹介します。
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春ウコンと秋ウコンの違い
春ウコンと秋ウコンの違いは、一言でいえば、「成分の違い」です。春ウコンは<ミネラル成分>が豊富なウコンで、秋ウコンは<クルクミン>が豊富なウコンです。
春、秋って名前が付いているのは、花を咲かせる時期の違い。春ウコンは4〜5月に花を咲かせ、秋ウコンは7〜8月に花を咲かせます。
春ウコンは「ミネラル成分」が豊富
春ウコンは別名「ワイルドターメリック」と呼ばれるウコンです。そのまま食べると、強い苦味と辛さがあるので、食用ではなく、主に健康食品に使われることが多いウコンです。色は黄色。
ターメロン・シネオール・アズレン・カンファーなどの精油成分が豊富で、カルシウム・カリウム・鉄・マグネシウム・リンなどのミネラルも豊富に含まれています。
安いカレー粉を買ってきて「これ、苦いなっ…」って感じたら春ウコンのせいかもしれません。特にマグネシウム成分は人間の舌に苦味を感じさせる成分です。
自分も1kgの業務用カレー粉を買ってきてあまりの苦味に卒倒しかけたことがあります。あれ以来、ウコンは少し苦手…
関連記事>>>マグネシウムの働きと1日の摂取量の目安
秋ウコンは「クルクミン」が豊富
英語名「ターメリック」と呼ばれます。料理をする人には「ターメリック」といったほうが馴染みがあるかもしれません。カレーに入れたり、唐揚げの下味をつけるのに使う香辛料ターメリックと同じです。色は橙色。
抗酸化成分である「クルクミン」が多く含まれています。クルクミンはポリフェノールの一種で、体の活性を高めてくれる効果があると言われています。
よく「二日酔いになりにくくなる」って言われる成分がクルクミン。
秋ウコンには、春ウコンの10倍ものクルクミンが含まれています。春ウコンと違い、秋ウコンは苦味もほとんどなく、色も春ウコンの黄色よりも濃い、オレンジ色をしているのが特徴です。
クルクミンとは?
クルクミンは脂溶性の成分なので、水で飲むより、油と一緒に食べたほうが吸収されやすいです。秋ウコンを飲むときは、食後のお腹の中に油が含まれる食べ物を食べた後に飲むほうが吸収効率がいい。
体にいいからといって、食べ過ぎには注意です。肝臓の機能が弱っている人は、特に体に負担をかけてしまうことになるので、気をつけてください。
クルクミンの1日の摂取量は、体重60kgの人で1日最大180mg程度です。体重1kgあたりで3mg程度。
ちなみに、カレー1杯で約6mgのクルクミンを摂取することができます。ウコンを直接大量に飲まない限り、上限量に達することはないでしょうが、量をしっかり調整して食べてください。
また、クルクミンは、食用だけでなく、布、紙などの染色にも利用されます。
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まとめ
ウコンにも「春ウコン」と「秋ウコン」があり、それぞれで違うってことをわかってもらえたでしょうか。
おさらいすると、春ウコンは「黄色い、ミネラル豊富、苦味がある」ウコンで、秋ウコンは「オレンジ色、クルクミン豊富、苦くない」ウコンです。
違いを知らないと、同じにしか見えないウコンですが、全然違うのがわかります。
沖縄では、ウコンを栽培している農家さんが多いです。こだわりを持って育てている農家さんが多いので、商品にも「春ウコン」「秋ウコン」と違いをしっかりと表示してくれていることが多いです。
「春ウコン」「秋ウコン」の表示を見つけたら、この記事の内容を思い出してみてください!
沖縄では、ウコンをお茶で飲むことが多いです。「ウコン茶」「うっちん茶」「うっきん茶」など、呼び方は様々ですが、健康にいいお茶として愛飲されています。味は、苦味もなく、サッパリしたお茶。冷やして飲むとスルスルと飲むことができます。
旅行中、長寿大国「沖縄」の健康の知恵をかりてみるのもGood!暑い夏に、ウコンのお茶を飲んで、体調を整えてみてください。
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それじゃあ、楽しく旅してね!
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