『島とうがらし』を買ってみた！激辛！激ウマ！最強香辛料

石垣島ナビ編集部

5年 ago

南の方にくると、「とうがらし」を食べる文化が多くなってきます。海外では東南アジアの国々、インドネシアやタイなどが有名です。実は、沖縄にも、とうがらしをかけて食べる文化があるんです。

石垣島のとうがらしは「島とうがらし」と呼ばれるもので、本州で使う「鷹の爪」とは、一味違ったものです。「石垣島のリーサルウェポン」という言葉がよく似合います。

その、「島とうがらし」を買ってきたので、どんなものか見ていきましょう！

「島とうがらし」自体は、「鷹の爪」と比べると、小さいです。でも、だいぶ辛い。生のものだと、唐辛子を触った手で、ほっぺたを触ると、ほっぺたが熱くなりヒリヒリするぐらい。目なんて擦った日には…ヒャー、想像しただけで、涙が出てきます。

石垣島では、各家庭のお庭で「とうがらし」を育てていたりします。ホームセンターで苗が売っているので、庭に植え替えしてあげるだけで、元気に育ちます。

実がなると収穫し、そのまま料理に使ったり、乾燥させて粉末にしたりします。チャンプルーなどの料理に入れても美味しいですが、石垣島では刺身と食べたりもします。

刺し身を食べる時に醤油皿の醤油をつけて食べるじゃないですか。石垣島では、その醤油皿に醤油だけでなく、酢と島とうがらしを入れて「ピリ辛酢醤油」にして食べることが一般的です。

島とうがらしを、そのまま潰さず入れることにより、ほどよい刺激のある醤油になります。これを刻んで入れたりなんかしたら、とんでもないことになります。気をつけて、フリじゃないですよ。

おおげさに言っているわけではなく、本当に辛いんです。日本一辛いと言われている京都の「黄金とうがらし」よりも辛い気がします。「辛い」と言うより「痛い」。暴力的な食べ物です。

思い出しただけでも鳥肌がたって、唾液が止めどなくでてきます。「島とうがらし」って言葉だけで脳が反応しちゃってるんでしょうね。危険です。

石垣島では、生で食べることが多いので、今回初めて、粉末のものを買ってみました。

「生だから、辛いのであって、乾燥粉末にすれば、そんなに辛くないんじゃない？」なんて考えていましたが、乾燥させても、粉末にしても、辛かったです。

しかも、この瓶、出る所の穴が大きいので、勢いよく振ると危険です。今回は、うどんにかけてみたのですが、調節がわからず、適当に振ったら、うどんが「地獄の釜揚げ」になってしまいました。「熱い食べ物にかけると、さらに暴力性が増す」ということを身をもって知った出来事でした。

冷たいものならどうだ！ということで、バニラアイスにかけてみました。「バニラアイスの甘みと島とうがらしの辛味が打ち消しあって美味しいんじゃない？」ってのも、甘かった。辛味というより痛みがくる。熱いものより幾分かマシですが、やはり、辛いです。

何と合わせても、「島とうがらし」の自己主張が激しいので、島とうがらしが勝ってしまします。辛いもの好きにはたまらないでしょうね。ゴルゴ松本さんやあばれる君にも、ぜひ食べてもらいたい辛味です。

辛いもの苦手な方は、手を出さないでください。中国人が作る中華料理並みの辛さです。ちょっと辛いのに強いぐらいでは、ヤケドしますよ。「辛ラーメン」が普通に食べれるかどうか？を基準にしてみてください。

辛ラーメンが食べれる人は美味しく頂ける調味料です。辛ラーメンが食べれない人は、ネタとしてのお土産にいかがですか？

辛いものフェチの方にとても喜ばれること間違いなしですよ！

「島とうがらし」が買える場所

「どこかで、まとめて買えて送れたら便利だなあ」という、そこのあなた！必見です。石垣島にはお土産を１ヶ所でまとめて購入できるポイントがいくつかあるんです。

その中の一つが「ゆらてぃく市場」です。JAのファーマーズマーケットで、農作物など新鮮な食材が手に入る「道の駅」みたいな場所ですが、加工品もたくさん売っているスポットです。

食べ物系のお土産を買うなら、ぜひ「ゆらてぃく市場」に寄ってください。お土産を買う時間が、だいぶ短縮されるので、観光したい場所に行く時間ができます。観光も楽しみたいけど、お土産もしっかり買いたいという人は、ぜひ。

【アクセス】石垣島離島ターミナルから約650m

【路線バス】系統⑬まちなかじゅんかんバス「ゆらてぃく市場前」下車、徒歩約1分

【おすすめの時期】通年

【みどころ】おみやげ豊富、食べ物系充実

【滞在時間】約１時間

【営業時間】9時00分～19時00分

【住所】石垣市新栄町1-2

【電話番号】0980-88-5300