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【沖縄】方言|豚肉

 

沖縄の方言「豚肉」の呼び名を紹介している記事です。

 

【沖縄】方言|豚肉

沖縄でよく食べられる食材「豚」。

沖縄で「豚肉」「豚料理」の呼び方は方言が使われたものが多いです。

本記事では、「豚肉の部位別の名前」と「豚料理の名前」を紹介します。

 

【沖縄】方言|豚肉|部位の名前

チラガー

豚の頭全体の皮を「チラガー」と言います。別名「面の皮(つらのかわ)」。

【食べ方】甘辛く味付けして、コリコリのおつまみ

 

ミミガー

豚の耳を「ミミガー」と言います。

【食べ方】ミミガーの和物、ポン酢漬け

 

クビジリ

肩の首に近い部分を「クビジリ」と言います。

【食べ方】カレーや肉じゃがなどの煮込み料理

 

ボージシ

豚のロースは「ボージシ」とも呼ばれます。

【食べ方】ポークソテー、トンカツ

 

Bロース

肩側のロースを「Bロース」と言います。

【食べ方】しゃぶしゃぶ、生姜焼き

 

Aロース

お尻側のロースを「Aロース」と言います。

【食べ方】ポークソテー、トンカツ

 

ウチナガニー

豚のヒレは、「ウチナガニー」と言います。普通に「ヒレ」とも呼ばれます。

【食べ方】トンカツ

 

三枚肉

豚のお腹の肉は、脂肪と赤身の層が3層に見えるので「三枚肉」と呼ばれています。

【食べ方】ラフテー、スーチキ

 

ばら肉

別名「豚バラ」、あばらの近くにある部位の名前です。

【食べ方】ラフテーなどの煮込み料理

 

ソーキ

ばら肉の中でも骨のついた部位を沖縄では「ソーキ」と言います。

ソーキの部分のうち、硬い骨付を「本ソーキ」、軟骨のついた部分を「軟骨ソーキ」と呼び、区別します。

【食べ方】煮込み料理

 

ハラガー

三枚肉の腹側(はらがわ)の部分を「ハラガー」と言います。

 

ナカミ

豚の内臓を「ナカミ(中身)」と言います。

内臓の部位別の呼び方もあります。

【食べ方】中身汁、チーイリチー

 

フカムムジシ

豚の外ももを「フカムムジシ」と呼びます。

【食べ方】すき焼き、生姜焼き

 

チビジリ

尻に近いモモ肉を「チビジリ」と言います。

「チビ」は沖縄の方言で尻を意味します。

【食べ方】酢豚

 

ナカジリ

豚の内ももを「ナカジリ」と言います。

【食べ方】すき焼き、しゃぶしゃぶ

 

テビチ

豚の足を「テビチ」と言います。

【食べ方】おでん、素焼き

 

ヒサガー

足の部位の皮つきのものを「ヒサガー」と呼びます。

【食べ方】ラフテー

 

グーヤヌジ

腕の付け根の部分は「グーヤヌジ」と言います。

【食べ方】味噌汁

 

チマグー

足の甲の部分を「チマグー」と言います。

「テビチ」の中に含まれて売られていることもあります。

【食べ方】煮込み料理

 

【沖縄】方言|豚肉|料理の名前

ソーキ汁・ソーキそば

骨つきのあばら肉のことを「ソーキ」と言います。

ソーキを柔らかく煮込んだ「ソーキ汁」、煮込んだソーキをそばにトッピングした「ソーキそば」があります。

 

ラフテー

ラフテーは「豚の角煮」です。

豚の「三枚肉」「ヒサガー」を柔らかく煮込んだ料理。

 

ポーク玉子

豚を原料とした保存食「ポークランチョンミート」で作る料理です。

厚切りにしたポークランチョンミートをフライパンで焼き、卵焼きを添えた「ポーク玉子」が一般的。

「定食」や「おにぎり」として食べられます。

 

三枚肉の煮込み

豚の腹側のお肉で「脂肪、赤身、皮」が綺麗な層になっている部分を三枚肉と呼びます。

ぶ厚めに切ってじっくり煮込んだ料理、「三枚肉のやわらか煮」とも呼ばれます。

 

中身汁

豚の内臓を煮込んだ料理です。

お祝い事に欠かせない料理で、沖縄では「お吸い物」「澄まし汁」として食べられます。

 

沖縄おでん

沖縄で食べられるおでんを「沖縄おでん」と言います。

代表的な具材は「テビチ」、コラーゲンたっぷりプルップルな食感が楽しめます。

 

ミミガーの和物

豚の耳を「ミミガー」と呼びます。

薄切りにし、冷蔵庫で冷やし「ポン酢」「レモン」「ドレッシング」などをかけて食べることが多いです。

 

アンダーミシュ

アンダーミシュは沖縄の「油味噌」のことです。

「金山寺みそ」や「豚みそ」のようなもので、味噌にラード・三枚肉・みりんなどを加えて作る保存食。

 

チムの炒め物

「チム」はレバーのことを言います。

ニラと一緒に炒めてレバニラ炒め、玉ねぎと炒めて食べると甘みが出て美味しく食べれます。

 

スーチキ

スーチキは豚の三枚肉を使った料理で「三枚肉の塩漬け」です。

冷蔵庫がない時代、豚の肉を切り分け甕壺で塩漬けにして、保存しました。

保存食として、1年かけてゆっくりと食べるられたそうです。

 

トゥンファン

トゥンファンを漢字で「豚飯」、豚の炊き込みご飯をトゥンファンと言います。

「豚の三枚肉」「人参」「干し椎茸」「カステラかまぼこ」などを、カツオ風味であっさりと味付けして炊かれます。

 

ミヌダル

「ミヌダル」は豚ロース肉のごまダレ和えです。

黒ごまペーストを塗って蒸した料理。

 

ヌンクウ

「ヌンクウ」とは、沖縄で「煮物」のことです。

三枚肉や油あげ、昆布、豆腐、田芋、からし菜などを入れ煮込みます。

 

イナムドゥチ

「イナムドゥチ」は沖縄の郷土料理で、甘口の白味噌を使った具沢山の味噌汁です。

お祝い料理の一つで、語源は「猪もどき」からきていると言われています。

 

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