沖縄の植物「サガリバナ」の紹介です。
目次
サガリバナとは
沖縄のサガリバナは「夜に咲き、朝に散る花」として有名です。
川辺や湿地帯に咲いていることが多く、散った花が皮を流れていく様子は幻想的。
早朝にサガリバナを見に行くカヌーツアーも人気!
サガリバナの木
サガリバナは、サガリバナ科の常緑高木です。
熱帯・亜熱帯気候で育つ植物で、東南アジアにも分布しています。
日本では奄美諸島以南に分布しており、マングローブ林の近くのような湿地帯に自生しています。
サガリバナの花
花は総状花序で、上からぶら下がっています。
雄しべ・雌しべを横向きに伸ばします。
サガリバナの花|雄しべ・雌しべ・花びら
周りにふわふわと伸びているのは雄しべです。
中心にある雌しべの周りを、雄しべがリング状にぐるっと囲んでいます。
雄しべの根元についているのが花びらで、写真では白い手裏剣のように写っています。
サガリバナの花|色
花びら・雄しべはの色は、「白」「ピンク」「紅」の3色あります。
木によって花の色が違います。
一般的によく見る色は「白色」です。「紅色」は、あまり見かけません。
サガリバナの花|咲く時期
場所によってばらつきはありますが、基本的に「6月〜8月」にかけて花を咲かせます。
暖冬の年は12月でも気温が上がると、一部だけ咲いたサガリバナを見ることもあります。
サガリバナの花|咲く時間帯
花が咲く時間帯は「夜9時以降」。
徐々につぼみが開き、雄しべを伸ばしてくるのが特徴です。
だいたい1時間ほどで、伸びきり写真のような花を咲かせます。
サガリバナの花|散る時間帯
明け方になると、花が散り、雄しべがそのまま落ちます。
咲いている時間は、10時間ほど。
散った雄しべが水面に浮かぶ様子は幻想的です。
サガリバナの実
9月〜10月ごろになると、雌しべの基部が膨らみ、実をつけます。
サガリバナの実は立方体のような形をしており、落実します。
水面に浮かびながら流れ着いた先で芽を出します。
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